【It’s Showtime】アップセット続出、衝撃の試合も……
9月12日(現地時間)、欧州で大人気キックイベント『IT’S SHOWTIME 』が、アムステルダムにあるスポーツハレン・ザウドで開催された。この大会は、日本でもお馴染みのメルヴィン・マヌーフがプロデュース。実力主義を全面に打ち出したマッチメイクが売りの同イベントには、本格派が揃って出場した。
まず注目を集めたのは、新しい階級、61kg級の王座決定戦となったセルジオ・ヴィールセン×ミッシェル・ペイノー。ヴィールセンは、ムエタイのハードパンチャーであるアヌワットをKOで倒し、脚光を集めているスリナム出身のファイターだ。対するペイノーは、回転の速いパンチからの蹴りを得意としているが、ヴィールセンに比べれば格としてやや落ちる印象。ヴィールセンの戴冠が予想されたが……。
1Rこそ、ヴィールセンのキレのあるパンチとハイキックが襲い掛かったが、2Rにアクシデントが発生した。バッティングで負傷したペイノー。試合続行が不可能となり、なんとここまでのジャッジで判定勝負へ。ヴィールセンが勝利を収めるも、スッキリしない結末となった。
他には、ニキー、ドラゴが負けるという大番狂わせ。ラシッド・べラーニが、ケム・シッソーンピノーンをKOで倒す衝撃の試合もあり、大会は大成功に終わった。次回の大会は、11月にギリシャで行われる予定だ。
■試合結果は以下の通り。
<第12試合 70kg級/3分3R>
ロシネ・オズグニ
Def.1RKO
ニキー・ホルツケン
<第11試合 70kg級/3分3R>
モハメド・メダール
Def.3R判定
カーゴ・ドラゴ
<第10試合 SHOWTIME 61kg級世界王座決定戦/3分5R>
セルジオ・ヴィールセン
Def.2R判定
ミッシェル・ペイノー
※ペイノーがバッティングで負傷のため、それまでのラウンドで判定
<第9試合 ヘビー級/3分3R>
ヘスディ・カラケス
Def.2RKO
ルステミ・クレシュニック
<第8試合 ヘビー級/3分3R>
ステファン・レコ
Def.3R判定
ヴォルカン・ダズガン
<第7試合 70kg級/3分3R>
ロビン・ヴァン・ローズマレン
Def.3RKO
ウィリアム・ディンダー
<第6試合 72kg級/3分3R>
クリス・ヴァン・ベンローイ
Def.3R判定
モサブ・アムラーニ
<第5試合 ヘビー級/3分3R>
リコ・ヴァーフォーべン
Def.3R判定
リカルド・ヴァン・デン・ボス
<第4試合 70kg級/3分3R>
ラシッド・べラーニ
Def.2RKO
ケム・シッソーンピノーン
<第3試合 70kg級/3分3R>
ラムジ・タマディッティ
Def.3R判定
イムロ・メイン
<第2試合 77kg級/3分3R>
マルセル・グローエンハート
Def.1RKO
ヨープ・ベーレンポート
<第1試合 3分3R>
ミッシェル・デ・リンギ
Def.3R判定
レイモンド・ボンテ