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【RISE KOREA】日韓戦は日本が2-1で勝ち越し

2010.09.15

【写真】日韓戦第ニ試合で、オ・デュソクのパンチが里獅ZLSの顔面を捉えた (C) RISE

9月10日、キックイベントを開催しているRISEの『RISE KOREA 2010 in SEOUL』が韓国・ソウルで行われた。1000人規模の会場だったが、花道の両サイドからは火柱が飛び出すほどのド派手な演出。これには会場に詰め掛けたファンもビックリだ。

RISE初となる韓国大会の目玉は、日韓3対3マッチ。まずは、九島亮がトップバッターとして登場。チェ・ジンスンと対戦した。1Rから左右のパンチで圧力をかけるジンスン。九島はガードを固めてローキックを連発させた。これが効果を出し始め、2Rにはローキックでダメージを与えることに成功。ハイキックも入り、優位に試合を進めたまま終了。ドローになるも、延長ラウンドを制して勝利を収めた。

続いて登場したのは、藤原ジムの清水武。対戦相手は、強打が自慢のチェ・イルボクだ。試合が始まると、パンチで前へ出るイルボク。清水は何発かもらってしまうが、これを耐えて奥足へのローキックを連打。さらに前へ出てくるイルボクに、ヒザ蹴りをヒットさせて、試合終了。ローキックのダメージを評価されたのか、清水が勝利を収め、2-0で日本の勝ち越しが決まった。


最後にリングへ上がったのは、里獅ZLS。韓国の大将格としてリングへ上がったのは、ボクシング出身のオ・デュソクだ。パンチのみで勝負をするかと思われたが、意外にもパンチから蹴りへつなげるコンビネーションを見せるデュソク。里獅は、後手に回ってしまう。

2R、デュソクがアグレッシブに攻撃。里獅はパンチとヒザ蹴りで迎え撃つ。そして、デュソクが打ち合いにきたところへ、里獅の右ストレートが炸裂。腰を落としそうになるデュソク。これで勝ったかと思われたが、3Rにデュソクの猛攻を受けた里獅が判定負け。韓国が一矢報いる結果となった。

メインでは、オルチャン-Kことクォン・ミンソクがイ・ソンヒョンと対戦。この試合は、お互いに打ち合う熱戦となり、ソンヒョンが勝利。ソンヒョンは、10月3日のK-1MAX韓国大会で才賀紀左衛門と対戦することが決まっており、面白い試合になりそうだ。

■主な試合結果は以下の通り。

<スーパーライト級(-65kg)3分3R>
イ・ソンヒョン(韓国/仁川ジム)
Def.3R判定2-0
クォン・ミンソク(=オルチャン-K/韓国/清武ジム)

<日韓戦ミドル級(-70kg)3分3R>
オ・デュソク(韓国/水源闘魂ジム)
Def.3R判定3-0
里獅ZLS(日本/チームゼロス/同級9位)

<日韓戦 ミドル級(-70kg) 3分3R>
清水武(藤原ジム)
Def.3R判定3-0
チェ・イルボク(韓国/清武ジム)

<日韓戦バンタム級(-55kg) 3分3R>
九島亮(ヌンサヤームジム/同級1位)
Def.3R延長判定3-0
チェ・ジンスン(洪成清武ジム)

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