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【ONE166】腹と顔面を打ち分けたマリキンが、寝技のヒザでデリダーを戦意喪失に追い込み3階級制覇

2024.03.02

【写真】超巨大なベルトを3つ手にしたマレキン(C)ONE

<ONE世界ミドル級(※93.0キロ)選手権試合/5分5R>
アナトリー・マリキン(ロシア)
Def.3R1分16秒by TKO
ライニア・デリダー(オランダ)

サウスポーに構えたデリターが前蹴り、そして左ハイからヒザを放つ。、ボディから右フック、そしてストレートを入れたマリキンは組まれてもクリンチでアッパーを打っていく。ヒザを突き上げ小手投げを耐えたマリキンは、ケージにデリダーを押し込む。離れたマリキンは右ストレート、続いて右ボディフックを入れる。直後にジャブからローで姿勢を乱れさせたデリダーだが、足払いで逆にバランスを崩し右フックを被弾する。

すぐに立ち上がってケージの前を回るデリダーは、ローに右を合わされた直後にシングルレッグへ。デリダーは右腕を差すが、逆に左ワキを差し返されエルボーからヒザを狙う。一旦離れたマリキンが、すぐに距離を詰めて左を当てる。前蹴りで突き放そうとしたデリダーは、組みから離れると右ハイを顔面に届かせる。マリキンは怯まず前に出ると右を当て、ボディショットに続ける。デリダーが思い切り右ローを蹴り、初回を終えた。

2R、フックやアッパーで前に出るマリキンは、組まれてヒザをボディに受ける。距離を取り直したマリキンに前蹴りから、シングルに出たデリダーだがスプロールされ引き込む。マリキンは立ち上がって待ち受け、左フック。デリダーは再びシングルを切られ、クリンチでヒジを繰り出すがダメージを与えることはできない。右ボディを2発決めたマリキンもガードが下がってきているが、フックで前に出る。そして右ボディストレートを入れ、左フック、右ボディと攻め立てる。デリダーはヒザを見せて離れ、クリンチもエルボーを狙う。クリンチの状態でボディを攻めたマリキンは、前蹴りにでも前に出て右を当てる。

顔面、ボディにパンチを打ち込むマリキンがクリンチアッパーを連打。離れたデリダーに右アッパーを決め、リードを広げた。

3R、直ぐに前出て右&左とコンビで連打を見舞った挑戦者は、シングルレッグを潰すと引き込みにも潜らせず、ヒザを顔面に入れる。マリキンは直後にデリダーの逆転を狙った三角絞めを振り払ってて立ち上がる。デリダーは、ここから立ち上がる素振りを見せずレフェリーが試合を止めた。

腰、両肩と3本もベルトを身に纏ったマリキンは「ONE Championshipはホーム。俺の夢は現実になった。彼はレジェンドだ。最強の対戦相手だった。この男は家族を愛している。俺も家族を愛している。笑えよ!」とデリダーを称えた。


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