【TPF6】フラウスト妹は、ラミレスに初白星献上
<女子フライ級/3分3R>
パウリナ・ラミレス(米国)
Def.3R終了/判定2-1(29-28、29-28、28-29)
ステファニー・フラウスト(米国)
BFC女子トーナメントを勝ち抜いているゾイラ・フラウストの実妹ステファニー、その姉をコーナーウーマンに従えケージに上がった。これまでの戦績は2勝2敗、打撃で勝ち、関節技で敗れるという典型的なストライカーだ。対戦相手のラミレスは、これがプロMMA2戦目というキャリアの浅いファイター。
距離を計る両者、ラミレスは組みつかれてケージを背にしながら、鋭いヒザを突き上げる。ブレイク後、首相撲でステファニーを捉えたラミレスは再びニーをボディに見舞い、ケージに押し込む。態勢を入れ換えたステファニーをケージ中央まで押し返したラミレスは、パンチの連打し初回を終えた。
ローからサイドキックをみせたラミレスのローに合わせ、ステファニーが右を伸ばす。左ミドルから前に出るラミレスをパンチで迎え撃つステファニー、このラウンドは前に出ようとする姿勢が見られる。しかし、右をヒットさせたラミレスが再び首相撲からヒザを見せ、ペースを譲らない。
最終回、ワンツーをいきなりヒットさせたラミレスが組みつくが、脇を差し返したステファニーがテイクダウンを試みる。首相撲からヒザ、さらにエルボーを繰り出したラミレスが、序盤を制す。ケージ際で膠着し、レフェリーがブレイクを命じ、試合がケージ中央で再開すると、ラミレスの左右の連打がステファニーを捉える。ケージに押し込まれたステファニーだが、組みついたラミレスにその後の展開をつくることはできず、再びレフェリーがブレイクを命じた。
逆転を賭け、果敢に蹴りを放つステファニーだったが、リーチの長いラミレスに突進を受け止められ、またもケージ際での組み合いになったところでタイムアップ。結果、スプリットながらラミレスが、判定でステファニーを打撃で破り、プロ初勝利を挙げた。