【ONE FF43】タイガームエタイ所属・本田良介、ONEデビュー戦を判定勝利で飾る
【写真】左の蹴りを主体とした打撃でペースを掴み、組んでくるバンギギをコントロールした(C)MMAPLANET
<ストロー級/5分3R>
本田良介(日本)
Def.3-0
デヴィッド・バンギギ(フィリピン)
サウスポーの本田が左ストレートと左ハイ、バンギギはそこに右ストレートを狙う。本田は左の蹴りをフェイントにして左ストレートを伸ばす。バンギギは右ストレートで前に出て、本田の蹴りをキャッチしてコーナーに押し込む。
ここで四つ組になると本田の右のヒザ蹴りをバンギギのボディに突き刺す。一瞬、動きが止まるバンギギだがしつこくダブル→シングルレッグで組む。本田はアームロックをかけつつ側頭部にヒジ。アームロックからスイッチを使ってバックを取りに行くが、バンギギもそれを許さない。
ならばと本田はアームロックを狙い、スイッチでバックにつくが、今度はバンギギが本田の右腕をとってアームロックを狙う。このままグラウンドになり、本田が殴るけどバンギギが立つ。
試合がスタンドに戻り、バンギギは右ストレートから左ミドル。本田は右フックと左ミドル、バンギギもパンチで追いかけて左ミドルを蹴る。終了間際が左ハイを当てると、これでバンギギが右目尻をカットする。
2R、本田はジャブで距離を取りながら左ハイを蹴る。バンギギの右ミドルをスウェーでかわすと右フックからから左ハイ、左ストレート・右フックからパンチをまとめる。バンギギは右ストレートから左ミドル。本田は左ストレートを返しつつ左ハイ、右アッパーを当てる。
さらに本田は右で距離を測りながら左ストレート・左のヒザ蹴り、シングルレッグでバンギギのバランスを崩して殴る。
ここを脱出したバンギギは右ストレートから前進。やや手数が減る本田だったが左ストレート・左ハイを当て、左ミドルでバンギギの前進を止める。
ここで本田がシングルレッグに入ると、バンギギがギロチンを狙い、本田が頭を抜くとシングルレッグでテイクダウンを狙う。これを切った本田だが、バンギギは本田の左ストレートに左フックを打ち返し、下がる本田のボディにサイドキックを蹴る。
3R、バンギギがガードを上げてプレッシャーをかける。本田がダブルレッグに入るとバンギギはギロチンを狙いつつ、本田をコーナーに押し込む。
ここで両足を束ねるようにクラッチしてテイクダウンを狙うバンギギ。本田は1Rと同じようにアームロック→スイッチでバンギギのバランスを崩し、最終的にインサイドガードでトップキープする。
本田はバンギギの胸に頭をつけ、バンギギがアームロックを狙うと肩固めの形へ。これは極まらず、ドントムーブでリング中央で再開になる。
ここでもバンギギがアームロックを狙うが、本田は腕を外してパンチを落とし、最後はバンギギからバックをとってRNCを狙った。タイガームエタイで培った左の蹴りを活かしつつ、組みではアームロックとスイッチを巧みに使い分けた本田が判定勝利を収めた。