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【ONE FF35】タイ版逆輸入ムエタイファイターのスリヤンレックがONE3連勝をかけて参戦

【写真】スリヤンレックのフルスイング&攻撃9割のファイトスタイルがONEムエタイルールにハマっている(C)ONE

29日(金・現地時間)タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE Friday Fights 35。今回はタイのスリヤンレック・ポー・イェンインをピックアップしたい。
by Takumi Nakamura


ONE FFシリーズには多くのタイ人選手が出場しているがスリヤンレックは異色の経歴の持ち主と言っていいだろう。スリヤンレックは軽量級でも屈指のハードパンチャーで、フルスイングのパンチで会場を沸かせる激闘派。2019年12月に「スリヤンレック・オーボートー.ガムピー」としてK-1に参戦し、当時K-1スーパー・バンタム級王者だった武居由樹に判定で敗れたものの、驚異的な打たれ強さとタフネスで武居を苦しめた。翌2020年2月に再来日&Krush参戦。のちにK-1フェザー級王者になる軍司泰斗とも拳を交えている。

この軍司戦に敗れて以降、日本での試合から遠ざかっていたが、2023年から大分のBRAVELY GYMに選手兼トレーナーとして所属。

日本在住のムエタイファイターとして、5月にラジャダムナンスタジアムのリングに上がる。7月からはONE FFシリーズに参戦し、ONE Friday Fights 25ではヨッドゥアンジャイ・ソー・ジョーモンツリーを右ストレートでKO。翌8月のONE Friday Fights 28ではソンファンコン・FA・グループを左フックで沈めて、2連続KO勝利を収めている。

その好戦的なファイトスタイルがMMAグローブ着用のONEのムエタイルールにハマり、3カ月連続でのONE FF出場となるスリヤンレック。タイ版逆輸入ムエタイファイターとしてONEで花開くという、これまでになかったキャリアを積み方だと言っていいだろう。今大会でもその剛腕とディフェンス度外視で打ち合う姿に期待したい。

そのほか元ルンピニースタジアム バンタム級&スーパーバンタム級王者コンスック・フェアテックスvsタイのRoad To ONE勝者でもあるデッドゥアンレック・ティーデ99の一戦、元ルンピニースタジアム ウェルター級王者ポンシリ・PK・センチャイも参戦する。

■ONE Friday Fights 35対戦カード

<ムエタイ フライ級(※61.2キロ)/3分3R>
コンスック・フェアテックス(タイ)
デッドゥアンレック・ティーデ99(タイ)

<ムエタイ フライ級(※61.2キロ)/3分3R>
スリヤンレック・ポー・イェンイン(タイ)
ブラック・パンサー(タイ)

<ムエタイ 136ポンド契約/3分3R>
バットマン・オー・アッチャリア(タイ)
ルンサンタワン・ソー・パラット(タイ)

<ムエタイ 112ポンド契約/3分3R>
サゲンガーン・ジットムアンノン (タイ)
プロイカオ・VK・カオヤイ(タイ)

<ムエタイ 120ポンド契約/3分3R>
ジョムホート・VK・カオヤイ(タイ)
ペットパルハット・シッナヨッタウィータポン(タイ)

<ムエタイ バンタム級(※65.8キロ)/3分3R>
プリクタイダム・ジットムアンノン(タイ)
パタクエク・テパキン(タイ)

<ムエタイ 145.4ポンド契約/3分3R>
ポンシリ・PK・センチャイ(タイ)
カムラン・ナバティ(タイ)

<ムエタイ バンタム級(※65.8キロ)/3分3R>
サジャド・サッタリ(イラン)
ランボー・モー・ラッタナバンディット(タイ)

<ムエタイ フェザー級(※70.3キロ)/3分3R>
モハメド・ブタザ(モロッコ)
フルカン・カラバフ(トルコ)

<ムエタイ ライト級(※77.1キロ)/3分3R>
チャンナッジョン・PK・センチャイ(タイ)
ジョージ・ジャービス(イングランド)

<ムエタイ 112ポンド契約/3分3R>
リサ・ブライアリー(英国)
ペットチュムペー・ハイランド・ジム(タイ)

<MMA 120.8ポンド契約/3分3R>
ジヒン・ラズワン(マレーシア)
ジェネリン・オルシム(フィリピン)

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