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【UFC】リデル快勝、抜群のグラウンドコントロール披露

2010.08.02

■第5試合 ウェルター級/5分3R
マチュー・リデル(米国)
Def.2R4分29秒/TKO
ダマルケス・ジョンソン(米国)

試合開始早々、ジョンソンのジャブが目に入りインターバルを要求したリデル。直後に再開すると、互いに勢いのあるローを放っていく。ジョンソンは右ハイから右ローと目先を変える動きを見せたが、打撃に意識が集中し過ぎたか、リデルがダブルレッグからテイクダウンに成功する。

インサイドガードからエルボー、パウンドを落とすリデルはパス狙いを大きく跳ねあげられるも、着地と同時にパンチをヒットさせジョンソンを立たせない。効果的にエルボーを落とすリデルは、左足を一本抜き、ハーフからさらにエルボーを重ねていく。


フルガードに戻したジョンソンが、ハイガードから三角を狙うも、構わずエルボーを落とすリデル。ケージに詰めてから右エルボーを連打し、ジョンソンの動きが落ちると、すかさずパスに成功するという、リデルのペースで1Rは進んだ。

2R開始早々、右をヒットさせたジョンソンだが、リデルは直後にテイクダウン。ジョンソンの蹴り上げを掻い潜り、インサイドに自ら入り込んだリデルが、再びエルボーで攻勢に出る。リデルはジョンソンの腕十字狙いを担いでパス、サイドからボディへヒザを叩き込んでいく。一瞬背中を見せて逃げようとしたジョンソンに対し、首を抱えて抑え込むリデル。

起き上がり、シングルを狙ったジョンソンだが、腰をコントロールされるとテイクダウンを許し、一気にマウント、さらにバックマウントを奪われてしまう。勝負時とばかりに、リデルが思い切り頭部に左右のパウンド、さらに右のパウンドを重ねると、動かなくなったジョンソンを見てレフェリーが試合をストップ。エルボーが目立ったリデルだが、想像以上のグラウンドコントロールの腕前を見せつけ、TUFシーズン9準優勝者を一方的に破った。

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