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【DWCS S07 Ep01】35歳、セザー・アルメイダ――契約なる。2023年のスタートは5人の勝者全員がUFCへ

【写真】キック時代にアレックス・ポアタンと1勝2敗の34歳がUFC契約を決めた(C)Zuffa/UFC

<ミドル級/5分3R>
セザー・アルメイダ(ブラジル)
Def.3-0:30-26.29-27.29-28
ルーカス・フェルナンド(ブラジル)

右を見せたフェルナンドが組んで、ボディロックテイクダウンを決める。サイドで抑え、ウィザーで立ち上がったアルメイダが、胸を合わせて立ち上がる。小外掛けを耐えるアルメイダは、ヒザ蹴りのタイミングで離れる。アルメイダは右を伸ばし、スイッチを織り交ぜてフェルナンドと対峙する。フェルナンドの前蹴りにも、右カーフで尻餅をつかせたアルメイダが右を当てて、バックに回る。フェルナンドが胸を合わせると、即離れたキックベースのアルメイダは再び右カーフローを蹴る。と、アルメイダの右オーバーハンドに完璧なタイミングで、フェルナンドがダブルレッグを合わせてテイクダウンを奪う。

バックに回ったフェルナンドはアゴの上からRNCを仕掛ける。リストコントロールで耐えるアルメイダは胸を合わせることに成功するとトップからパンチを落とす。ニーシールドから蹴り上げるフェルナンド、立ち上がったアルメイダはヒザをついてハーフに入る。右腕を差すフェルナンドはレッスルアップできず時間を迎えた。

2R、初回と同様にパンチを見せてから組んだフェルナンドが、シングルレッグを仕掛けるもアルメイダが切って左のパンチを落とす。起き上がってアンクルピックも切られたフェルナンドは離れて仕切り直しへ。頭からぶつかるようなダブルレッグから引き込んだフェルナンドに対し、アルメイダが力強いパウンドやエルボーを落とす。立ち上がって足を払ったアルメイダがパンチの連打から、マウントを奪取する。

フェルナンドは背中を見せるが、RNCは防いで上を向く。ならばとハーフで重いエルボーを連続で落としたアルメイダは、パンチも力強い。鉄槌、エルボーと攻め込まれるフェルナンドは背中を見せて殴られる場面もあったが、なんとか上を向くと立ち上がったアルメイダに蹴り上げを繰り出す。アルメイダは構わず殴って、頭を跨いで三角の形からパンチを頭部に入れる。このまま時間となり、アルメイダが明確に試合をリードした。

最終回、右をヒットさせたフェルナンドは、この回は組にはいかない。と、アルメイダが自ら蹴りを見せるもスリップして尻餅をつく。すかさずトップを奪取したフェルナンドが、足を束ねてスクランブル、バックを伺う。胸を合わせた状態でアルメイダは立ち上がり、間合いを取り直す。ここでワンツーを入れたのはフェルナンド。続いて右も入れ、アルメイダも右を打ち返す。

フェルナンドは組んでクリンチへ。ケージに詰まった状態が続き、アルメイダが体を入れ替えてヒザ蹴りもボディロックテイクダウンを奪われる。残り1分を切り、ボディロックで立たせないフェルナンドは、あえて離れて打撃の間合いで。アルメイダは右を振るが、ダメージを与えるようなパンチはなくタイムアップに。

結果、30-26や29‐27という差がつくスコアもあり、アルメイダに凱歌が挙がった……。

契約か否か、運命の時。まずケヴィン・ボルハスの契約がダナ・ホワイトの口から告げられる。さらにペイトン・タルボットはメンタルゲームも褒められてサインイン――、さらにカイオ・マシャードも11連勝中の相手を一方的に勝利したと契約がなる。続いてトム・ノーランは「明るい未来が待っている」と言われ、UFCへ。

最後にダナは「私は35歳のコンテンダーに期待はしていなかった。でも彼は47勝、29KOという記録をキックボクシングで残している。MMAでも4連勝だ。凄く尊敬している」とセザー・アルメイダに最大の賛辞を送り、2023年のコンテンダーシリーズは全5人の勝者がUFC契約を果たしてスタートを切ることとなった。


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