【Bellator116】逆転KO勝ちのパリシアン、再浮上なるか
<ウェルター級/5分3R>
カロ・パリシアン(米国)
Def.2R4分05 秒by TKO
ロン・ケスラー(米国)
キャリア22勝10敗と黒星が増えてしまったパリシアン。地元南カリフォルニア枠のような形プレリミ出場となり、ケスラーと対戦。左のダブル、右ストレートを伸ばすパリシアンに対し、ケスラーはアウトボックスから左ジャブ、カウンターで右アッパーを狙う。左ミドルを見せたパリシアンだが、右ストレートを受け腰が一瞬落ちる。組みたいパリシアンから離れたケスラーが、右アッパー。パリシアンも右を返すが、続くフックを受けて後退する。
その後、パリシアンはケスラーのワンツーをよけて、右ストレートをヒットさせるシーンもあったが、攻勢を握るには至らず。互いに手数が少なくなった終盤を経て初回が終了した。2R、右ハイから前に出るケスラー。パリシアンも左ストレートを繰り出すも、接近戦になると姿勢が乱れ、右ストレートを被弾する。組んだケスラーがシングルでテイクダウン狙う。耐えたパリシアン、胸が合った状態だが得意としていた柔道スローは見られない。ケージに押し込まれた状態が続くパリシアンは、ついにケスラーの小外掛を大外刈りのような形で返して投げを決める。
直ぐに立ち上がった両者。ケスラーがパンチを振るいながら前に出るが、パリシアンの右フックが受け腰から崩れ落ちる。パウンドをまとめたパリシアンは逆転のTKO勝ち。トップ戦線復帰への足掛かりとしてほしい白星を得た。