【Bellator116】テイクダウン&ホールディングでハズリー勝利
<シーズン10ミドル級T準決勝/5分3R>
ブランドン・ハズリー(米国)
Def.3-0:30-27, 30-27, 30-27
ジョー・パチェコ(米国)
4人制トーナメントのミドル級、ハズリーはベラトール初陣となる。試合開始直後に組みついてテイクダウンを奪ったハズリー。パチェコのギロチンを防ぎ、ハーフからハズリーが抑え込む。パチェコがガードに戻すと、ハズリーは起き上がってパウンドを狙う。この隙にパチェコが立ち上るや、ハズリーがギロチンで絞め上げる。スタミナのロスを嫌がったか、ハズリーは自ら技を解いて、テイクダウン狙いへ。七餅をついたが、すぐに立ち上がったパチェコ、執拗にシングル、ダブルと組みかえてテイクダウンを仕掛けるヘズリーに対し、パチェコがスプロールをやり切る。
残り90秒、首相撲からヒザ、そして組みついたヘズリーがケージ際で崩しを狙いパンチを入れる。体を起こしたパチェコがボディにヒザを入れるも、バックを許す。最後の10秒でシングルレッグでテイクダウンを奪ったヘズリーがサイドコントロールの態勢で初回を戦い終えた。
2R、ワンツーからテイクダウンを狙ったハズリーは、荒い打撃戦でフックを打ちこみケージにパチェコを押し込んでいく。シングルに取られたパチェコは、前転してヒザ十字を狙うも潰される。形的にはレッグドラッグに近い形で抑え、そのままマウントを取ったハズリーが、背中を見せたパチェコにRNC、パンチを見舞っていく。パチェコは上を向き足を戻すも、背中をベタッとつけた展開は変わらない。残り1分でブレイクが掛かり、両者スタンドへ。組まれたパチェコが、逆にハズリーが押し込み、2度、3度と体を入れ替えたところでラウンドが終了となった。
最終回、フックから組んでシングル、足が抜けるとケージにパチェコを押し込むハズリー。パチェコが態勢を入れ替え、ケージに押し込んでいく。ボディロックの状態でヒザをボディに受けるも、ハズリーはハイクロッチでテイクダウンを取る。頑強なトップコントロールを見せるハズリーに対し、パチェコが足を戻そうとする。ケージを蹴って腰を切ったハズリーがパスのプレッシャーを当て続け、パチェコをボトムに釘付けにする。残り70秒、ついにパスに成功したハズリーだが、そのポジションには固執せず、簡単に足を戻させる。
パチェコのギロチンを苦も無く防いだハズリーは、左右のパウンドを落しながら試合終了を迎え、フルマークの判定勝ちでブレット・クーパーが待ち受ける決勝進出を決めた。