【UFN38】ショーツ掴んで即減点、パークが勝ち切れずドローに
<ライト級/5分3R>
ノーマン・パーク(英国)
Draw.1-0: 29-27, 28-28, 28-28
レオ・サントス(ブラジル)
TUFブラジル・シーズン2ウィナーが、TUF豪州スマッシズ優勝パークを母国で迎え撃つ。鋭い右ローを見せたサントスは、パークの右ロー、左ボディを受ける。右ローから右ミドルを返したサントスは首相撲へ。前に出てこれを外したパークは、指が目に入ったとインターバルを要求する。再開後、右ミドルを蹴り込んだサントスは、右アッパーから首相撲へ。パークはここでケージにサントスを押し込み、スッと距離を取る。右ストレートから右ボディ、右ローと軽快に打撃戦を続けるサントスを再びパークがケージに押し込む。
脇を差し返せないサントスは首相撲で固めるも、レフェリーがブレイクを命じる。パークの左に、サントスは右フック、右ボディから組んでいく。ケージ際の組み合いが続き、初回も残り1分を切る。さらに20秒が経過し、レフェリーが両者を分けると、パークが左ハイをブロックの上から2発見舞っていく。右を返したサントスをシングルでケージに押し込んだパークだが、テイクダウンは奪えなかった。
2R、サントスが左アッパーをヒット。組みの展開になるとパークが初回同様ケージにサントスを押し込んでいく。ブレイク後、ここでもパークが左ハイをブロックの上から放つ。真っ直ぐ飛び込んだサントスのテイクダウン狙いを切り、パークがケージに押し込む。ダブルレッグに出たパーク、サントスがケージを掴んだように見えたが、レフェリーはパークがショーツを掴んだとして、即ペナルティを与える。
再開後、ややサントスに疲れが見えるように。残り2分、ダブルレッグで押し込むパークに対し、場内からブーイングが起こる。サントスは右エルボー、アッパーを見せるも、パンチでもパークが押し始める。パークはケージ際でエルボー、そして頭を下げてダブルへ。オーバーフックのサントスに、左アッパーを3発入れたパーク。ボディからアッパーをくり返し、バックに回る。頭をケージに押し込み、テイクダウンを許さなかったサントスだが、ラッキーなペナルティを得てなお、9-9のイーブンとなったラウンドだろう。
最終回、ケージ際でバックに回りアッパーを入れるパーク。サントスが体を入れかえるが、パークが再度体制を入れかえる。細かいアッパーを続けるパークからサントスは距離を取ることができない。残り半分でレフェリーがブレイク。サントスはすぐにケージに押し込まれ、小内刈りも掛からない。またもブレイク、試合がオクタゴン中央に戻ると、両者が激しいパンチの応酬に。このタイミングでダブルレッグを狙ったサントスだが、ここもパークが体を入れ替えてケージに押し込まれてしまう。
ボディロックからバックに回ったパークがテイクダウンを狙う。残り10秒を切り、シングルレッグでついに尻餅をついたサントス、すぐに立ち上がったところでタイムアップとなった。
初回はサントス、2Rと最終回はパーク。ただし、2Rにパークはペナルティを取られているが……果たして、ジャッジの裁定も28-28が2人でマジョリティー・ドローとなった。