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【Bellator285】逆転のアイリッシュ勢、クラークもRNCでウジソンから一本勝ち

<150ポンド契約/5分3R>
キアラン・クラーク(アイルランド)
Def.3R2分50秒by RNC
ハファエル・ウジソン(ブラジル)

ジリジリと前に出るクラークに対し、ウジソンが右ロー、右を振るって左ボディフックを当てる。直後に右ストレートを耳の当たりに被弾したクラークがダウンし、クローズドガードを取る。ウジソンが左足を抜いてハーフで抑え、クラークがフルガードに戻す。エルボーを落としたウジソンは、腕十字の仕掛けをパンチを入れて解除。残り2分を切り、ウジソンが上体を起こして右のパンチを打っていくが、あまり有効な攻撃はない。

クラークは三角絞めも、仕掛けのタイミングでパンチを纏められる。クラークは一度背中を見せる場面もあったが、ウジソンは背中を取ることなく、上を向き直したクラークのガードの中に入って時間までトップを維持した。

2R。跳びヒザを2度見せたウジソンに対し、クラークはシングルから引き込んでハーフから潜ろうとする。ウィザーを効かせたウジソンがトップをキープし、スクランブルでバックに回る。ケージ際で背中に乗り損ねるも、クラークはここで立たずもう1度バックコントロールを許す。立ち上がりつつシングルを狙ったクラークは、ギロチンの反応に足を離す。ここでウジソンが打撃戦を望んで離れるが、ジャブと同じタイミングで跳びヒザを空振りし背中からキャンバスに落ちる。

この試合、初めてトップを取ったクラークが殴りながらバックへ。嫌がり上を向いたウジソンに対し、3/4マウントのクラークがサイドと3/4と行き来しながらパウンドを打っていく。両足を戻したウジソンがバタフライガードも、エルボーを落とされ時間となった。

最終回、左フックを受けながらシングルレッグに取ったクラークが、アンクルピックでテイクダウンを奪う。ハーフながらしっかりとトップを取ったクラークは、3/4からバックへ。ワンフックで殴り、ウジソンのアームロックを切ると一気に両足をフックする。ボディトライアングルからワンアームでチョークの圧力をかけたクラークに対し、ウジソンが一旦は腹ばいになって防ぐ。クラークは上を向かせてRNCをしっかりと極めた。

カーム・ムーアに続き、ダウンを喫したアイルランド勢の逆転一本勝ちにダブリンのファンは沸きに沸いた。


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