【Legacy FC29】ジルベルト・ドゥリーニョが米国MMA初陣へ
【写真】楽しみという言葉しか思い浮かばないドゥリーニョの米国MMA界デビュー。Legacy FCのGood Jobだ(C)KEITH MILLS
21日(金・現地時間)、オクラホマ州タルサのハードロック・カジノで開催されるLegacy Fighting Championship 29。メインは元UFCファイターのレオナルド・ガルシアが、同プロモーション認定のフェザー級王座初防衛戦でシェーン・ホーウェルと対戦する。そんな同大会で注目したいのが、ジルベルト・ドゥリーニョ・バーンズの米国デビュー戦だ。
2011年柔術世界大会ライト級決勝で、クロン・グレイシーを破って優勝を果たしているドゥリーニョは、世界タイトルを手土産にMMAに転向を果たした。そして2012年1月にジョゼ・サルガドを相手にRNCで勝利すると、昨年12月のパウロ・バナナーダ・ゴンカウベス戦まで6試合、4試合で一本勝ち、2試合でTKO勝ちを収めている。MMA転向後、オーソドックスからガムシャラな打撃を放ち、そのまま組みついて柔術で勝利していたドゥリーニョだが、最新の試合では構えはサウスポーに変わり、WOCS暫定ライト級王者のバナナーダを左ストレートでKOしている。
打撃系のバナナーダに対し、間合いの計り合いの中で左ミドルや、パンチから左ハイと以前とは全く違う柔らかい打撃を見せるようにったドゥリーニョ。最後はバナナーダが距離を詰めて連打を放ってきたところで、一瞬、腰を落しヒザを抜くような構えから左一発で勝利した。ブラックジリアンで練習を積むようになり、別次元の打撃の使い手となったドゥリーニョだが、柔術の頂点を極めたパスやバック奪取能力は当然、健在だ。さらにケージレスリングの攻防のなかでも、柔術時代から得意としていて崩しに近い、大内刈り、MMAでも見せている大外刈りに、小外掛けなど柔道技でテイクダウンを奪うこともできる。
既にコンプリートファイターになりつつあるドゥリーニョのLegacy FC初陣、対戦相手は地元タルサ在住39歳のマイク・バドニク。WECベテランは現在5連勝中で17戦(13勝4敗)のMMA戦績を誇っており、簡単な相手ではない。だからこそ、内容次第では即メジャー・デビューも考えられる大切な試合となる。
■Legacy FC29主な対戦カード
<Legacy FCフェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]レオナルド・ガルシア(米国)
[挑戦者]シェーン・ホーウェル(米国)
<Legacy FCライトヘビー級王座決定戦/5分3R>
ポール・ブェンテーロ(米国)
マイラン・デニス(米国)
<ライト級/5分3R>
コディ・ヒューラー(米国)
ジョナサン・ブルッキンス(米国)
<ライト級/5分3R>
クリス・ピセーロ(米国)
トーマス・ロングエイカー(米国)
<ライト級/5分3R>
ジルベルト・ドゥリーニョ・バーンズ(ブラジル)
マイク・バドニク(米国)
<ウェルター級/5分3R>
アート・パーカー(米国)
アンドリュー・トッドハンター(米国)
<フェザー級/5分3R>
ダニエル・ハウステン(米国)
ジェロッド・スプーン(米国)