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【UFC171】初回にTD6度奪ったベルムデス、最後は打撃で沈める

2014.03.16

<フェザー級/5分3R>
デニス・ベルムデス(米国/12位)
Def.3R2分57秒 by TKO
ジミー・ヘッテス(米国)

柔道にレスリングをミックスした独特のテイクダウンを持つヘッテスが、ランキング12位のベルムデスに挑む。いきなり右ストレートをヒットさせたベルムデス。ヘッテスも右フックから組みつき、ケージレスリングの攻防へ。両ワキを差してヘッテスを押し込んだベルムデスが腰をコントロールして、まずはテイクダウンに成功する。すぐに立ち上がったヘッテスのシングルを切ったベルムデスが、ボディロックから2度目のテイクダウンに成功。

立ち上ったヘッテスがフックから首相撲、ヒザを狙うもアウトサイドトリップで投げ捨て、流れで起き上がったヘッテスを再びボディロックから豪快に持ち上げて倒す。倒しても抑え込まないベルムデスに対し、ヘッテスはすぐに立ち上がることができるが、ここでもボディロックで倒される。立ち上がって組んだヘッテスの大内刈りは潰され、打撃の打ち合いのなかで腰をコントロールされ、回されるようにヘッテスが6度目のテイクダウンを許す。サイドに回ったベルムデス、ヘッテスはガードに戻して立ち上がると、テイクダウンを仕掛けるも潰され、ギロチンに捉えられる。ここで初回が終了し、ベルムデスがテイクダウンでヘッテスを圧倒した。

2R開始直後にパンチから距離を詰めたベルムデスは、ヘッテスが打ち返してきたところでワキを差して組んでいく。ダブルレッグで崩しバックに回ったベルムデスが、ヒザを狙う。ヘッテスも胸を合わせ態勢を入れ変えてヒザを突き上げる。ベルムデスのテイクダウンのコンビネーションに対し、ヒザを入れ、ケージを背にして耐えるヘッテスが初回のように倒されない。しかし、投げを潰されヒザを受けたヘッテスは、ベルムデスの右を脇腹に受け、続く左でマウスピースを吐きだす。崩れたヘッテスのハイガードを潰し、パウンドを落したベルムデス。ヘッテスはバタフライガードで凌ぐも、起き上がったベルムデスのパウンドを連続で受ける。腰に手を回して起き上がったヘッテスだが、ここでレフェリーがブレイクを掛ける。マウスピースを戻されるだけでなく、分けられてしまったヘッテスは、直後にテイクダウンを奪われそうになるが、スクランブルのなかでバックマウントを奪取。正座をしたベルムデスを四の字フックでとらえ、後方からパンチを入れた。

最終回、打撃の交換から組み合いになると、ベルムデスの右で再びヘッテスがダウン。懸命に足を効かせるヘッテスだが、パウンドを纏めて受ける。右のパウンドを連打し、立ち上がったベルムデスはスタンドでヘッテスを待つ。自ら組んで引き込んだヘッテスは、スタンドに戻ると右が軽くボディに当たっただけ後方に倒れる。何とか立ち上がったヘッテスだが、引き続きパンチを被弾し、最後は左ボディからヒザ蹴りを受けて倒れたところでレフェリーが試合をストップした。

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