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【DWCS2022#02】more than boxing――マーシャルが、判定ながらTDを織り交ぜマシューズに完勝

2022.08.04

<フェザー級/5分3R>
フランシス・マーシャル(米国)
Def.3-0:30-26.30-27.30-27
コナー・マシューズ(米国)

ローを蹴り合う両者、一転してパンチをアグレッシブに交換する。右を当てて前に出たマシューズに対し、マーシャルがダブルレッグを決める。ギロチンからスイープ狙いのマシューズ、首を抜いて立ち上がったマーシャルとすぐにパンチを打ち合う。左フックから左ジャブで前に出るマーシャルは、続くダブルレッグを切られると右を当てる。マシューズはワンツーの右を被弾し、組まれてケージに押し込まれる。シングルからバック狙いのマーシャル、右を差して耐えたマシューズが離れる。

ジャブ、右ストレート、あるいはそのコンビで優勢のマーシャルが、ダブルジャブから右を伸ばす。続く右を受けて、間合いを取り直したマシューズをダブルレッグで倒したマーシャルがサイドからマウントへ。背中を見せたマシューズが立ち上がり、ワンフックで後方に倒れて両足をフックさせたマーシャルがトップに移行しようとし、スクランブルに持ち込まれる。それでもケージにマシューズを押し込んで状態で、ラウンドを終えたマーシャルが初回を取った。

2R、まず右を当て、左から右のコンビを見せたマーシャルの右で、マシューズの動きが止まる。即座に組んだマーシャルがボディロックでテイクダウンを決める。ここでマシューズが、外掛けの外ヒールを仕掛ける。ロールして足を抜いたマーシャルが、スクランブルで胸を合わせてマシューズをケージに押し込む。体を入れ替えた離れたマシューズは、右カーフに右を合わされる。さらにワンツーを決めてダブルレッグでテイクダウンを奪ったマーシャルが、ハーフ&潜り狙いのマシューズにエルボーを連打する。腰をずらして立ち上がったマシューズに、流れるような動きでテイクダウンを決めたマーシャルが、クローズドの中からエルボーを打ち下ろす。

マシューズは下からエルボーが精いっぱいで、ガードを開くことができない。ケージに押し込まれ腰を切ったマシューズの腕十字狙いを潰したマーシャルがワキ差しパスへ。Zハーフで耐えるマシューズに左右のヒジを落とすマーシャルは、クローズドに戻されると腰を上げて右のパンチを打ちつけ、腕十字を余裕で受け流し時間に。

最終回、マシューズが右を当てたが、すぐにマーシャルが圧を掛けて右アッパー、左フックを放つ。マシューズはカーフを蹴るも、拳の攻撃はマーシャルが上回り左を被弾する。マシューズは左ジャブをヒットさせるが、このままでは逆転勝ちは無理だ。

レベルチェンジのフェイクを織り交ぜて、余裕を持って戦うマーシャルは右、そして左をヒットさせて前に出る。右から左、そして左&右のコンビ、ボディと猛攻を仕掛けるマーシャルは、ジャブから右ストレートも打ち込む。しっかりとテイクダウンを決めていたマーシャルが、最終回はボクシングを続ける。マシューズも勢いのある右や左フック、ジャブを繰り出すが、マーシャルは無暗に打ち合いを避けるファイトで、最終回もしっかりと戦い切った。

「More than Boxing」とローラ・サンコが評したMMAらしさを見せたマーシャルは、判定勝ちという結果に「もう少しでKOだった」と言いつつ、満足な表情を浮かべた。


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