【BRAVE CF60】空手使いのタイロンにダウンを喫したケイロスが、スタンディングTKO
<フライ級/5分3R>
フラービオ・ケイロス(ブラジル)
Def.2R4分56秒by TKO
イゴール・タイロン(ブラジル)
空手ベースのタイロンの突き出された左足を蹴っていくケイロス。タイロンも右ローを返し、フックに組み付いて崩し――テイクダウンを奪う。立ち上がるのを待ったタイロンは右カーフを続け、右ストレートを伸ばす。ケイロスは左ミドルを蹴り、組みつくとボディロックに。ウィザーのタイロンのボディにヒザをいれる。小外掛けからのテイクダウン狙いを防いで離れたタイロンは、パンチで押されるようにバランスを崩して立ち上がろうとしたケイロスに右ストレートを当てて、ダウンを奪う。
パウンドの追撃を受けずにガードワークから、ケージを使って立ち上がったケイロスは金網に押し込むも、体を入れ替えられる。細身だが長いリーチを生かした組みを見せるタイロンは相四つで倒されず、離れて右ストレートを決めて初回を取った。
2R、飛び込んで右を入れたタイロンが、続いて右アッパーを決めてローに続ける。左右のフックからローで前に出たケイロスは左を当ててダブルレッグでバックに回る。サイドバックでパンチを続けるケイロスは、正面に回りケージにタイロンを押し込み右エルボーを連打する。ようやく離れタイロンは、右フックをヒットさせるが疲れが見える。
半分を過ぎてクリンチの攻防になると、ケイロスは左エルボーを打ち込む。首相撲にもパンチをまとめたケイロスが、離れたタイロンに左フックから右ボディを決める。タイロンの右ストレートを頭を振ってかわしたケイロスが左フックを入れると右ボディから、フックを腹と顔面に打ち分ける。さらにヒザ蹴りから、下がるタイロンのボディを連打し、ケイロスが顔面にパンチをまとめると、ついにレフェリーが両者の間に割って入り勝負は決した。
ケイロスは自らは脱落したフライ級GPの王者への挑戦をアピールした。