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【Double GFC12】ダブルレッグ一直線、ジョン・ユンジェが突進ファイトで圧倒しウェルター級王者に

<Double GFCウェルター級王座決定戦/5分3R>
ジョン・ユンジェ(韓国)
Def.3-0:30-28.30-28.30-28
パク・ジョンミン(韓国)

サウスポー同士、ワイドスタンスのパクの右ジャブにジョンが右を合わせてダウンを奪う、直ぐに立ち上がったパクは左を被弾してもワンツーを打ち返し、左ハイを入れる。これが側頭部をかすめ、足に来たジョンはパンチの追撃に組んでケージに押し込んでいく。頭を押してヒザを入れるパクのワキを潜り、バックに回ったジョンがボディロックテイクダウンを決める。パクはハーフでキムラをセット、接合部を跨いだジョンが耐える。

腕を離したパクはラバーガードを取り、パンチを下から打っていく。ここで足を抜いたジョンがスクランブルに転じたパクのバックに間w理、ヒザを腿や臀部に打っていく。離れたパクは左ショートを受けたが、ワンツーで圧を掛け離れたジョンに右ジャブを打ち込む。さらに左を打ったパクは下がるジョンに飛び蹴りを繰り出すが、距離が合わず着地にシングルレッグを合わさせる。ここもキムラで耐えようとしたパクをジョンが倒したところで時間となった。

2R、ジャブから関節蹴りのパクは、低いガードをつかれジョンにステップインしての右を打たれる。間合いを取り直したパクだが、ジョンがダブルレッグを決める。ケージに押し込み、ボディロックから両足を束ねていくジョンがスクランブルを許さず、リストコントロールから背中をつかせる。バタフライからラバーのパクはミッションコントロールで固めるがワキ腹を殴られ、ガードが開く。

起き上ってパウンドを打ち下ろしたジョンは、ニーシールドを越してボディロック、ここも足を束ねつつ右のパンチを打っていく。ケージを背負い、手首を持たれたパクはジョンにパスガードを許し時間を迎えた。

最終回、奥足の左ローを蹴ったパクが左を伸ばすが、距離を詰めたジョンは右を打ち込んで組みつく。離れたパクは左ハイ、右ボディアッパーを入れる。と、遠い距離から一気のダブルレッグを決めたジョンが、2Rと同様にケージを背負ったパクからバスガードを決める。サイドを取られたパクのバギーチョークはタイトにならず、膠着と見されてブレイクが掛かった。

スタンドに戻り、一発逆転が欲しいパクはショートのワンツーを被弾。ジョンはさらにコンパクトなワンツーを打ち、またもダブルレッグでテイクダウンに成功する。残り90秒、両足を束ねられ、背中をマットにつけたパクは万事休す。フレームを潰したジョンが右のパンチを連打する。グラウンド・ダーティーボクシングといえる攻撃に、気持ちが折れたかパクはヒザ立ちのジョンのパウンドの連打を受けても、潜りにいくだけで殴られ続け時間に。ダブルレッグ一直線、愚直なテイクダウン・レスラー=ジョンが新ウェルター級王者に輝いた。


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