【UFC ESPN30】祝。ブライアン・バトル、TUF29ウィナー──も時代は変わる。周囲との力の差は明白
<TUF29ミドル級決勝/5分3R>
ブライアン・バトル(米国)
Def.2R2分52秒by RNC
ギルバート・ウルビナ(米国)
ローからジャブ、右オーバーハンドが交換され、ウルビナが右をフックから左を当て、怯んだバトルをテイクダウンをする。ハーフから腕を狙うウルビナがエルボーを落とす。バトルは立ち上がりながら殴られ、下を選ぶとマウントからパンチを纏められる。懸命に腰をずらして立ち上がったバトルだが、この間にヒザを顔面に被弾する。
離れたウルビナに対し、バトルはミドルを蹴り、ローから右ストレートをヒットさせる。ショートノーティス出場のウルビナは、攻め疲れか。バトルが息を吹き返し、ワンツーを当てる。さらにヒザ蹴りも、ウルビナは組んでケージに押し込もダブルレッグでテイクダウンを狙い、バックに回る。正対し、逆にサイドバックに回ったバトルがヒザとパンチを入れる。両者がクリンチ、首相撲でヒザを見舞い、ダーティボクシングを展開し時間となった。
2R、ハイからロー、左を振るって前に出るバトルに対し、ウルビナが右ストレートを打ち込みダブルレッグへ。バックに回ったウルビナがオクタゴン中央まで運び背中に飛び乗る。バトルが背負ってケージ際に移動する。足を下したウルビナ、向き合ったバトルはスピニングバックエルボーを狙う。同時にダブルレッグを決めたバトルがバックへ。すかさずRCNを極め、TUF29ミドル級を制した。
「ずっとこの日を考えてきた。TUFハウスに入って、今がこれが手元にある」と優勝トロフィーを見つけたバトルは、「コーチたちは僕がこれを始めた1日目から一緒にいて、僕を信じてくれたんだ」とコメントした──が、バンタム級優勝のトゥルシオスと同様に周囲とは実力差があるのは明白で、どのようなキャリアをUFCで積めるのか。UFCはTUFウィナーにどのような道を与えるのか、気になる。