【Legacy FC28】キック世界王者コズモ・アレッシャンドリの挑戦
【写真】ヒザの切れは文句なし。オランダキック時代は封印していたヒジ打ちがMMAで炸裂するかどうかは、下半身への組み対策によってくるコズモ・アレッシャンドリだ (C)KEITH MILLS
21日(金・現地時間)、テキサス州アーリントンのアーリントンカレッジ・パークセンターで開催されるLegacy Fighting Championship28。元UFCファイターも出場しているが、西部を中心とした地域の新鋭が数多く名前を連ねているのがレガシーFCの特徴だ。
今大会もメインとセミで戦う4選手は、平均年齢25歳で勝敗をトータルすると27勝6敗と非常に高い勝率を誇る新鋭が出場している。そんなレガシーFC28で注目したいのが、コズモ・アレッシャンドリの参戦だ。元It’s showtime77キロ級世界王者のブラジリアンは、2011年からブラックジリアンに所属し、MMAで活動を行ってきた。これまでの戦績は5勝1敗、全てがBellatorのアンダーカード出場だ。
その後、キックでも昨年9月にラスベガスのムエタイ・プロモーション=ライオンファイトに出場し、首相撲&ヒジ有りのムエタイルールで、94勝35敗9分というタイ人=ナムポン・PKムエタイを下している。WSOFとGLORYを掛け持ちする同門タイロン・スポーンのような派手な活動ではないが、エルボー有りの試合でタイ人にガツガツと入れるヒジは、非常に気になる。コズモはただ、ムエタイやキックをMMAに持ちいれているのではなく、ラシャド・エヴァンズやケビン・ジャクソンとレスリング、ジルベルト・ドゥリーニョらと柔術の修練にも余念がない。
クリンチのなかで首相撲からヒザという鉄板の武器を持つコズモだが、ヒジ打ちを如何に取りいれることができているのか。対戦相手のアンセルモ・ルナは9勝4敗。一番最近の試合では戦極にも来日経験のある元IFL世界ライト級王者ライアン・シュルツを破っており、噛ませ犬ではない。コズモ・アレッシャンドリ――1年3カ月振りのMMA、その進化の跡を確認したい。
■Legacy FC28主な対戦カード
<ミドル級/5分3R>
ババ・ブッシュ(米国)
ラキン・クリーブランド(米国)
<フェザー級/5分3R>
ハンター・タッカー(米国)
デイモン・ジャクソン(米国)
<ライト級/5分3R>
アンセルモ・ルナ(米国)
コズモ・アレッシャンドリ(ブラジル)
<バンタム級/5分3R>
ダマッシオ・ペイジ(米国)
マット・ロザーノ(米国)
<バンタム級/5分3R>
ネルソン・サラス(米国)
エリ・タメズ(米国)