【UFN36】ムサケがUFC2連勝。アンドレージは絶好機逃す
<ウェルター級/5分3R>
ニコラス・ムサケ(スウェーデン)
Def.3-0: 29-28, 29-28, 29-28
ヴィスカルディ・アンドレージ(ブラジル)
アンドレージのローに、右を合わせようとするムサケ。ムサケは左ミドルで前に出ると、アンドレージが右フックから組みついてテイクダウンを奪う。ケージに背中を預けようとするムサケの顔面に左のパンチを落すアンドレージ。ムサケが立ち上ると、アンドレージは距離を取り直す。と、アンドレージの右のオーバークロスがムサケを捉える。腰から崩れ落ちたムサケを見て、アンドレージは両手を広げて勝利を確信。しかし、レフェリーは試合を止めず、慌ててパウンドを落しに行く。
ムサケのハイガードを防いだアンドレージがパウンドを連打するが、試合を決め切れずスタンドに展開が戻る。ムサケは右ボディから左フックをヒットさせ、組んできたアンドレージにヒザを突き上げる。千載一遇のチャンスを逃したアンドレージだったが、まずは先制することに成功した。
2R、腰をコントロールしてテイクダウン狙いからバックを伺うムサケ。ヒザを突き上げて正対する。距離を取った両者、アンドレージのテイクダウン狙いをいなしたムサケの左ハイが、顔面を掠める。ケージに押し込みテイクダウンを奪ったムサケは、足を捌いてパウンドを落す。ムサケは鉄槌を連打し、起き上がってからは振りの大きなパンチを見舞っていく。クローズドガードから守備一辺倒となったアンドレージは、エルボーを受けるなど劣勢が続いた。
3R、左ジャブからムサケが前に出る。アンドレージの頭を下げたパンチは、左のガードを上げたムサケの顔面にはもう当たらない。距離をつめたムサケが、2Rと同様にバックに回り込む。このまま前方に崩したムサケは足をフックしようと試みる。後方に崩されたアンドレージは、ついに両足フックを許してしまう。ムサケは両ワキを制して、バックキープに入る。パンチを入れ、トップから肩固めを狙うムサケ。アンドレージは体をロールするが、胸を合わすことはできない。
このまま試合はタイムアップとなり、判定勝ちしたムサケがオクタゴン2連勝となった。