【ONE114】攻守交替の多いシーソーマッチで、ジヒン・ラズワンがビー・ニューイェンから判定勝ち
<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
ジヒン・ラズワン(マレーシア)
Def.3-0
ビー・ニューイェン(米国)
左ローを蹴ったラズワン。サウスポー✖サウスポーの対戦でローから左を伸ばす。ニューイェンも左クロス、ワンツーから左右のフックを打っていく。打撃を多用するラズワンだが、パンチはニューイェンのキレがある。アゴがあがった構えのラズワンは、首相撲からヒザ蹴り、組んでケージに押し込むもニューイェンが逆にテイクダウンを決める。すぐにスクランブルから立ち上がったラズワンは、ここも小外掛けで倒されるも、バタフライフックからスイープし上を奪う。
右腕を差したニューイェンも、そのまま起き上りリバーサル。ラズワンはバタフライガードから腕十字、三角絞めに移行し右腕を伸ばす。ヒジを抜いたニューイェンは、スタンドへ戻り最後の30秒で立ち技の展開へ。ニューイェンは左右のフック、ラズワンがローを返して初回が終わった。
2R、右ローを蹴り合った両者。ラズワンが首相撲からヒザ蹴り、ヒジを打ち込む。ボディロックテイクダウンを決めたニューイェンに対し、ラズワンはクローズドを取り下からヒジを入れる。立ちあがろうとしたニューイェンは、ラズワンの草刈りに姿勢を乱しながらスタンドに戻る。
立ち上がり際に左ハイを放ったニューイェン、続く左ミドルをキャッチしてテイクダウンしたラズワンがハーフで抑え、枕からプレッシャーを与える。パスから同時ににマウントに入ったラズワンは。背中を見せたニューイェンに乗りすぎの態勢から腕を狙いつつ修正していく。乗り直したラズワンがRNCへ。仰向けにされたニューイェンが胸を合わせてトップに。ワズワンはケージを背に立ち上がり、ウィザー&ヒザ蹴り。ニューイェンもヒザをボディに入れると、離れて左を伸ばす。続いて右を当てたニューイェン、ラズワンがヒザをボディに突き刺しラウンド終了に。
最終回、ニューイェンが左ストレート、さらにワンツーフックを伸ばす。ラズワンが右ミドルを返し、左を打ち合うと首相撲&ヒザ蹴り。回りながらローを蹴るラズワン、ニューイェンは右オーバーハンドも空振りに。ワンツーで前に出るニューイェンが、勢いで上回って来たか。右をヒットさせたニューイェンがさらに前に出てパンチを続ける。
前蹴り、蹴り足をキャッチしたラズワンはボディロックも、逆にケージに押し込まれる。首相撲でヒザを返すラズワンはエルボーをガードし、首相撲からヒザ&ヒジを繰り出す。離れたニューイェンの左に回ると、ラズワンは右ハイを狙う。前足の蹴りを使うラズワンとワンツーで前に出るニューイェン、一進一退のなかでワズワンが右前蹴りを顔面に届かせる。もう一度、右前蹴りを入れたワズワンだが、ニューイェンがダブルレッグからテイクダウン、一気になウントを取りパウンドを落とし試合を締めた。
最後の攻撃は見事な一言、勢いもありインパクトを残したニューイェン。対して、ワズワンはコツコツとした攻撃を常に続けていた。結果、右目の下を大きく腫らしているニューイェンが0-3で敗れた。