【UFC253】民族格闘王フアン・エスピーノ、スカーフホールドで一本勝ちし1年10カ月振りの復帰戦を飾る
<ヘビー級/5分3R>
フアン・エスピーノ(スペイン)
Def.1R3分48秒by スカーフホールド
ジェフ・ヒューズ(米国)
慎重な立ち上がりのなか、右オーバーハンドを見せたエスピーノが組みに繋げる。切ったヒューズは、続くシングルレッグ+大内刈りにテイクダウンを許す。サイドを取ったエスピーノはスクランブルでバックにつきパンチを打ちつける。前方にテイクダウンし、もう一度立ち上がったヒューズに対し、正面を向いてダブルレッグで尻もちをつかせたエスピーノが、ここもバックに回る。
正面を向いたヒューズをボディロックで持ち上げて──ノーギ・コーニッシュレスリングというべきテイクダウンを披露したエスピーノは、ハーフからマウントに移行する。背中を向けたヒューズは前方に落とそうとするが、自ら着地して振り向いたエスピーノは頭から突っ込むようにトップをキープ。マウントから肩固めを思いきや、体をスライドさせてスカーフホールドでエスピーノは一気にタップを奪った。
オクタゴンに戻った勝利者インタビューで、「手術からパンデミック、本当に長かった。でもカムバックへのモチベーションを失うことはなかったよ。僕の夢はUFCでベストファイターと戦うこと、だからここにいる。いつもサブミットしてきた。これは30から40あるフィニッシュのうちの1つだよ」とエスピーノは話した。