【Pancrase318】初物尽くし=林源平戦、雑賀ヤン坊達也─02─「日曜日は久米選手と共に勝ちたい」
【写真】 いよいよ両者の半年間の想いが、デカゴンでぶつかる!!(C)MMAPLANET
27日(日)に東京都江東区のスタジオコーストで開催される──パンクラスにとって、初の無観客大=Pancrase318-Beyond317-のメインで、暫定ライト級KOP王座決定戦を林源平が戦う=雑賀ヤン坊達也インタビュー後編。
同大会からパンクラスはコロナ禍において、当日計量にともない、階級の名称はそのまま1階級重くなるというテンポラリー階級を採用する。さらに当日にLAMP法検査を実施、大会進行も違いが出てくる。
このような初めて尽くしのなかで迎える王座決定戦だが、同日にはRIZINで正規KOP久米鷹介が北岡悟と対戦する。パンクラスの看板を背負う存在になるために、ヤン坊は久米と揃って勝利したいという心境を話した。
<雑賀ヤン坊達也インタビューPart.01はコチラから>
──1週間前のGrachanに当初の予定では長岡弘樹選手がタイトル戦を戦う予定でした。対戦相手の負傷で試合は流れてしまいましたが、同じ時期にタイトル戦があるということで当初は2人で高め合うことができたのではないですか。
「そうですね、長岡さんも僕も気持ちが入っていましたから殺気だった緊張感のある練習ができました。長岡さんは試合が無くなってからも、僕の追い込みを徹底してサポートしてくれましたし。もう組まれて押し込まれるという部分では、全く心配していないです」
──迷うことなく戦えますか。
「まぁ、打たれ強さっていうのは実際に戦ってみないと分からないので。自分のパンチは質が違うとは信じたいですけど、そこが効かない、KOできなかった時はどういう心境になるのかは不安です。
那須川天心選手がロッタンとやった時も、『あれっ?』と思ったように見えましたし。そういう状況になることを考えると怖くもなります。それに組まれた時の組み力も全く分からないですし。僕は試合ではそれほど組んだことがないですし、練習ではできても試合でできるのか……不安ですよね(笑)」
──だからこそ、その展開を見てみたいと我々は思ってしまうのですよね。
「1Rで仕留められないときは、どうなるんだっていう声は近くからも聞こえてきます(笑)。もちろん、そうなった時の練習はしてきましたけどね」
──計量方法が変わり、体重も実質1階級上になります。この変化は?
「体調は良いです。やっぱり水抜きがないと気持ちは楽です。最後の1週間っていうのはキツイですからね。今は一番動きやすい体重です。食事に関するストレスがないというのも初めてですけど、この計量が良いのか悪いのかも当日にならないと分からないです」
──当日のRAMP検査と計量、待機。試合前のタイムスケジュールもこれまでとは違うかと思います。
「会場に到着する時間は、それほど変わらないです。ただ検査と計量をして、結果が出るまで80分間を待機するような形です。これも初体験ですけど、皆がそうですしね。貴重な経験だと捉えています」
──結果がでるまで少なからずドキドキですね。
「怖いですね(苦笑)。陽性だったら……とは、誰もが思うかと。でも本当にMMAを戦うことが大変な時代になったと思います。これだけ必要になり、主催者が誰よりも大変ですし、ここまでしてくださることに感謝しています」
──もう、やるしかない?
「そうですね。全てを解き放ちます」
──初めてというなかに無観客も含まれています。
「僕は結構多くの人が応援に来てくれるので、その声に後押ししてもらえているというのは絶対にあります。半面、皆の期待に応えないといけないというプレッシャーもありますし。ここも、本当に戦ってみないとどういう心境になるのか分からないですね。違った緊張感があるかもしれないですね。とにかく、楽しくアグレッシブにいきたいです」
──同じ日に正規王者の久米鷹介選手が、RIZINで北岡選手と試合をします。DEEP、修斗、パンクラスの王者が一同に会するトーナメント、意識するところはありますか。
「それはあります。負けられないです。そこに自分が加われるような存在になることを目指しているので、意識はします。まだ僕がパンクラスを代表する立場になっていないですけど、そうなりたくてやっているので。
そですね……久米選手の試合結果は正直、気になります。同じパンクラスという場で戦わせていただいているので。久米さんにはここを勝ってもらって、暫定王者になった僕と統一戦をしてもらい、本物だと証明したいです。だから日曜日は久米さんと共に勝ちたいと思っています」
■視聴方法(予定)
9月27日
午後2時45分~ Pancrase MMA公式YouTube Ch
■Pancrase318対戦カード
<暫定ライト級KOP決定戦/5分5R>
林源平(日本)
雑賀ヤン坊達也(日本)
<フェザー級次期挑戦者決定戦/5分3R>
中島太一(日本)
堀江圭功(日本)
<ウェルター級/5分3R>
高木健太(日本)
菊入正行(日本)
<ストロー級/5分3R>
前山哲兵(日本)
尾崎龍紀(日本)
<ライト級/5分3R>
葛西和希(日本)
小川道的(日本)
<フェザー級/5分3R>
小森真誉(日本)
林優作(日本)
<ストロー級/5分3R>
永井美自戒(日本)
リトル(日本)
<ネオブラッドTミドル級決勝/5分3R>
荒井勇二(日本)
廣野雄大(日本)
<ネオブラッドTライト級決勝/5分3R>
中田大貴(日本)
狩野優(日本)
<ネオブラッドTフェザー級2回戦/5分3R>
岩本達彦(日本)
齋藤拓矢(日本)
<ネオブラッドTバンタム級準決勝/5分3R>
宮島夢都希(日本)
修我(日本)
<ネオブラッドTバンタム級2回戦/5分3R>
井村塁(日本)
田中ハヤトスネ夫(日本)
<ネオブラッドTフライ級2回戦/5分3R>
谷村愛翔(日本)
梅川毒一郎(日本)
<ネオブラッドTストロー級準決勝/5分3R>
谷村泰嘉(日本)
大貴(日本)
<ミドル級/5分3R>
内藤由良(日本)
村元佑成(日本)
<フェザー級/5分3R>
風間敏臣(日本)
上田厚志(日本)
<バンタム級/5分3R>
工藤修久(日本)
粥川吏稀(日本)
<フライ級/5分3R>
川北晏生(日本)
橋上壮馬(日本)