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【DEEP97】にっせー「練習環境でなく、質」。キャリア4戦目同士の王座決定戦=大島沙緒里戦へ

【写真】笑顔も締まって見える? 県による緊急事態宣言が9月5日に終了したばかりの沖縄にベルトを持ち帰ることができるか (C)MMAPLANET

20日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで行われるDEEP97 IMPACTのセミでにっせーが大島沙緒里とDEEP女子ミクロ級王座決定戦に挑む。

日本の老舗3団体の王座に共にプロ4戦目で挑むという前例のないタイトル戦を前に、新型コロナウィルスの感染がある意味、首都圏よりも深刻に受け止められている──県独自の緊急事態宣言が試合の2週間前まで続いた沖縄で、にっせーはどのような調整を積むことができたのだろうか。

「試合が楽しみでしかない」と言い切るにっせーが、計量直後に何を語ったのか。


──計量を終えたばかりですが、体調の方はいかがですか。

「去年の12月の試合が終わってから、ユカシカドさんが栄養管理をしてくれていて。そのサポートがあって減量はもの凄く上手くいきました。感覚的には……栄養管理をしてもらってから、体調不良がなくなり代謝が上がり体重が落としやすくなった感じです」

──凄く締まっていますね。広背筋がガッツリです。

「でも筋トレは一切していないんです。重たくなりたくないので、パワーではないところで勝負したいです」

──試合が発表になった時、新型コロナウィルス感染拡大で練習をするのも大変だということでしたが、沖縄県独自の緊急事態宣言もありましたか。

「試合の1週間前まで道場とかは閉まっていたので、砂浜でやっていた練習を公園の芝生の上に変えたり、走ったりしてきました。でも、不安はないです。勝つことしか考えていないので、フフフフ。寝技で抑え込まれたら、ちょっとヤバイと思います。

そういう練習は公園やビーチではできないのですが、ジムや道場というスペースないところの持ち主の方が、組み技も練習ができるように場所を貸してくれたりして、そのおかげで準備はできました」

──大島選手はAACCで万全を期すことができたかと思います。

「良いですよねぇ。でも練習環境とかではなくて、練習の質だと思うので……そうですね、負けないです」

──この試合で見せたい部分はどこでしょうか。

「やっぱり打撃が好きなので、打撃を見て欲しいなって思います。一応、寝技も練習をしてきているので、極められると思ったら腕十字だったり、チョークに行きたいと思います」

──そのチョイスですか(笑)。

「まだ4戦目? なので。アハハハハ」

──この試合で勝ってこそ、しなし戦の勝利が最大限に生きることになると思いますが、プレッシャーは?

「プレッシャーはないです。試合が9カ月振りなんで本当に楽しんで、お客さんが楽しんでくれたら嬉しいです」

──コロナ禍で大変ななか、沖縄からやってきてベルトを目指す。何か想うところはありますか。

「沖縄はコロナの影響で仕事ができなかったり、2カ月も休業している人とかもいます。自分の試合を見て、そういう人たちが少しでも元気になり、勇気づけることができればなって思います」

■視聴方法(予定)
9月20日(日・日本時間)
午後6時00分~PPV SPWN

■ DEEP97計量結果

<DEEPフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] 弥益ドミネーター聡志:65.55キロ
[挑戦者] 牛久絢太郎:65.65キロ

<DEEP女子ミクロ級王座決定戦/5分3R>
にっせー:43.6キロ
大島沙緒里:43.9キロ

<ライト級/5分3R>
中村大介:70.45キロ
長倉立尚:70.6キロ

<キック63キロ契約/3分3R>
KINGレイナ:64.9キロ
熊谷麻理奈:62.9キロ

<フライ級/5分2R>
ランボー宏輔:56.6キロ
藤田大和:57.05キロ

<ウェルター級/5分2R>
米田奈央:77.4キロ
泰斗:76.0キロ

<バンタム級/5分2R>
原虎徹:61.5キロ
日比野純也:61.15キロ

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