【Brave CF41】ダン→バン・バンのリズムで削り合い、ファフレディンがガウショをKOしミドル級王者に
<Brave CFミドル級選手権試合/5分5R>
モハメド・ファフレディン(レバノン)
Def.4R1分08秒by TKO
ダニエル・ガウショ(ブラジル)
タイガームエタイ所属のチャレンジャー、ファフレディンに対し、ステップとフェイクでガウショがプレッシャーを掛ける。ファフレディンはワンツーから右ミドル、右カーフを蹴る。ガウショも鋭い右カーフを返し、ファフレディンは左右のミドルをスイッチを織り交ぜて入れ、右フックを当てる。
右を打ち合った両者、前に出たガウショに対し、ファフレディンは勢いで負けずパンチ、ローを繰り出す。ガウショのカーフからワンツーに、間合を外したファフレディンが右ロー、ガードの上からミドルを蹴る。続くパンチの交換ではガウショが打ち勝ち、右から左で前に出る。ケージに押し込まれ回ったファフレディンが右カーフから右ミドルを蹴り込む。チャンピオンは右オーバーハンドで前に出るも、右ミドルから左を被弾しそうになる。
スラッピーなパンチを交換すると、ファフレディンがダブルレッグへ。スプロールしたガウショのワキを潜ってバックに回ったファフレディンが足をフックして、後方から連打を入れる。ガウショが立ち上がった際に、背中から離れた挑戦者が初回を取った。
2R、鋭い右カーフを蹴ったファフレディン、ガウショは左フックを思い切り空振りする。スイッチして右リードフックを入れた王者だが、ファフレディンが右ミドル、右カーフを蹴っていく。ガウショもパンチの圧力をかけ続けることができず、ワンツーで前に出ても下がって挑戦者に手を出す機会を与えてしまう。
ファフレディンのテイクダウン狙いを切った直後、右フックを当てたチャンピオン。姿勢を乱していたところの一撃にも、ファフレディンはすぐに向き合う。ガウショのテイクダウンは尻もちのみ、両者が同時にスタンドに戻ることに。ここで前足に右カーフを受けたガウショが、スイッチする。サウスポーに変わってもテンポは変わらず、ワンツー・フックで前に出るチャンピオンが左を当てる。ワンツー、呼吸を置く、ワンツー、呼吸を置くというリズムのガウショは、右ミドル、右ハイを蹴ったファフレディンのガードの上からワンツーを放ってラウンド終了に。
3R、サウスポーを続けるチャンピオン、挑戦者とともに前に出てパンチ&蹴りという動きを繰り返す中で、アイポークがあり試合が中断する。再開後もファフレディンは左目を気にしているような表情で、どこまで見えているのか。ケージの前を回るファフレディンを追いかけ、攻撃をまとめたチャンピオンがシングルレッグへ。ファフレディンがギロチンを仕掛けつつ、リリース。試合は打撃の間合いに。
左を当てたファフレディンが右カーフ、どうやら目は問題ないようだ。ガウショは左右のフック、右ボディフックを振るい、ファフレディンがサウスポーから右ジャブを当てる。すぐにオーソに戻ったファフレディンは、ケージに詰まってアッパーを被弾。ここからヘッドムーブでガウショの攻撃をかわしたファフレディンが、左をヒット。頭を動かし、ボディを入れた挑戦者だが、右を受けてヒザを突き上げられると右目じりから流血が見られる。そのファフレディンが右ハイを空振りし、タイムとなった。
4R、左を当てたガウショ。互いに右を打ちながら前に出る。ここからピッチを上げたのはファフレディンだ。右を当て、一旦下がったガウショが前に出てくるところでジャブから右アッパーを打ちこむ。さらに右に右を合わされたガウショが、腰からキャンバスに崩れると左のパウンドの追撃2発で、ファフレディンが新Braveミドル級王座に就いた。