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【KIT01】KITで吉永力✖イアゴ・ウエノ戦が決定。茶帯ルースター級の出世争い、始まる?!

【写真】昨年の全日本オープン以来の再戦が決まった吉永✖イアゴ。ここから茶帯ルースター級の世界観がKITで広まっていくのか──非常に楽しみだ (C)SATOSHI NARITA

6日(木)に10月11日(日)に開催されるブラジリアン柔術の無観客&ライブ配信大会=KINYABOYZ INVITATIONAL TOKYO 01=KIT01の追加カードが発表されている。

柔術ライターの橋本欽也氏率いるKINYABOYZ JIU JITSU CLUBが主催する今大会、既にリダ・ハイサム✖イゴール・タナベの一戦と、丹羽飛龍、吉永力、ミレーナ・サクモトの参戦が発表されていた。

今回、その参戦が発表されていた吉永力がイアゴ・ウエノと対戦することが明らかとなっている。


国内、ブラジリアン柔術にあって茶帯のトップ対決、吉永力はトライフォース所属で昨年のIBJJFアジア柔術選手権のルースター級を制している。

対するイアゴは2018年のアジア紫帯ルースター級と2019年欧州で実兄チアゴとクローズアウト、ムンジアルでは3試合を一本勝ちで準優勝し、茶帯に昇格を果たしている。

ムンジアル直後の7月に開かれた第7回全日本ブラジリアン柔術オープントーナメントの茶帯ルースター級の準決勝で両者は対戦しており、この時は吉永がアドバンテージ差で勝利。吉永は決勝でチアゴに敗れ準優勝となった。

8月の全日本及び、前述した9月のアジア選手権にイアゴはエントリーせず、そのアジアで吉永は全日本王者の山本博斗を下し優勝している。現状、吉永はアジアを制したことで暫定茶帯ルースター級最強といえる。

茶色ルースター級には──パンデミック以前の最後のメジャー大会=2020年欧州の茶帯ルースター級で3位入賞を果たしているチアゴ、全日本王者・山本に加え、国内ではライトフェザー級でもムンジアルではルースター級の石黒翔也、紫帯時代にイアゴに一本勝ちしたこともある堤宏太、この辺りの選手たちが、KITで吉永✖イアゴの勝者に絡んでくることはあるのか。

現状、国内外で柔術トーナメントは動きを止めているなか、KITという場で茶帯ルースター級勢が試合経験を積めば、世界で戦う橋本知之、芝本幸司、澤田伸大という黒帯との距離も近づき、対戦の機運も高まる。日本が世界で戦える階級だけにKIT、茶帯、ルースター級という3つのキーワードは今後も大いに注目したい。

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