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【ACA107】ナスルディン・ナスルディノフ、エギムベルディエフにカットで勝利し9勝0敗に

<ライトヘビー級/5分3R>
ナスルディン・ナスルディノフ(ロシア)
Def.3R3分44秒 by TKO
エウゲニ・エギムベルディエフ(カザフスタン)

鋭い右ローから左ミドルを蹴るエギムベルディエフ、ナスルディノフは踏み込みにジャブを合わされそうになり前に出ることができない。エギムベルディエフは右ロー、ジャブの相打ちに続き左ミドルを蹴っていく。エギムベルディエフは左右に動き、左ジャブ&右ローを決める。ナスルディノフも左フックで前に出るが、手数は少ない。左ボディフック、右ストレートを当てたエギムベルディエフは、直後にナスルディノフのダブルレッグでテイクダウンを奪われ、ハーフからパウンドを打たれる。クスランブルに持ち込ませず、抑えて細かいパンチを入れるナスルディノフは、潜りに左エルボーを落とす。この一発でエギムベルディエフの顔面が鮮血の染まり、初回が終わった。

2R、エギムベルディエフが左ミドルをまず決める。左オーバーハンドを当てたナスルディノフはシングルレッグから、残った足を払いテイクダウン。エギムベルディエフはケージ際まで移動し、胸を合わせた形で立ち上がる。ナスルディノフはシングルで倒せず、離れたエギムベルディエフに右を当てる。直後のダブルレッグも決めきれなかったナスルディノフだが、右を2発入れるとエギムベルディエフがバランスを乱す。

エギムベルディエフはロー以外の攻撃はなく、シングルレッグから懸命に逃げる。ローに右を合わせたナスルディノフが続いて右のカウンターを当て、シングルへ。リリースしたところでエギムベルディエフの右が顔面を捕える。疲れたナスルディノフは、腕をだらりと下げたサークリングへ。追いかけたエギムベルディエフだったが、シングルでテイクダウンを許してしまう。ハーフからパンチを落としたナスルディノフが、ラウンド序盤のリードでここも取ったか。

最終回、街の姿勢のナスルディノフは右ストレートを被弾して、足が及ぶ。ドタバタと下がったナスルディノフは、テイクダウンへ。2度目のトライでトップを取ったナスルディノフ、エギムベルディエフがここで粘れないのは痛い。下のエギムベルディエフが後頭部へエルボーで、即ペナルティで1Pを失う。

レフェリーがスタンドでの再開を命じ、ナスルディノフが右を振るってテイクダウンへ。切ったエギムベルディエフは左フックを当て、シングルレッグにも足を引き抜く。直後にシングルレッグからボディロックに移行したナスルディノフが、エギムベルディエフをケージに押し込む。と、ナスルディノフのシングルを懸命に耐えるエギムベルディエフの傷口をチェックするようドクターチェックを要求する。

ここでドクターはエギムベルディエフのカットが深く試合続行不可能と判断、ナスルディノフがデビュー以来の連勝を9に伸ばした。


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