【PJJC2020】パン柔術が中止に。ONEは明日、今後についてチャトリが発表。UFCブラジリア&オハイオは?
【写真】IBJJF4大トーナメントの中止は初めてか(C)JBJJF
11日(水・現地時間)、IBJJFがホームページ上で18日(水・同)から22日(日・同)において、カリフォルニア州アーヴァインのブレン・イベントセンターで開催予定だったブラジリアン柔術パン選手権の中止を発表している。
1月の欧州から5月のムンジアルまで、中核をなすトーナメントの1つが新型コロナウィルス感染拡大の影響で中止が決まった。
IBJJFの発表によると既に参加者の100人以上から出場辞退の申し入れがあり、この時期にトーナメントを行うことを見直すことになったとのこと。既にトーナメント出場を申し込んでいる参加予定だった柔術家には自動的に払い戻しがなされ、会場とは日程を調整して改めてパン柔術を開催できるか協議中にあるそうだ。
米国での感染者数は9日(月・同)までに700人を越え、死者が26人──うち2名がカリフォルニア州での死亡例となっており、4日(同)の時点で同州では非常事態宣言を出していた。
北米で格闘技関連の大型大会の中止及び延期は初めてだ。米国のお隣カナダではケベック州で16日(月)から開かれる予定だったフィギュアスケートの世界選手権の中止が決まっており、UFCでも28日(土・同)にUFC ESPN08がスケジューリングされているオハイオ州では知事が大きな催し物の禁止を発表、同大会の開催が危ぶまれている。
ばかりか今週末14日(土・同)のブラジル・ブラジリア大会もブラジリア連邦直轄区のイバネイス・ホシャ知事が大きな集会は開くべきでないと宣言したとも伝わっている。またONEでは明日の午前11時(※シンガポール日本時間)にチャトリ・シットヨートンCEO&会長から、今後のイベント開催について発表があることが明らかとされている。
11日(水・同)に米国ではドナルド・トランプ大統領により、今後30日間の英国を除く欧州からの全ての渡航と物資の輸入(※輸入に関しては取り消す)を禁ずる発表もなされた──これからが、新型コロナウィルス感染拡大の影響がより大きくMMA界を直撃することになりそうだ。