【UFN167】バック宙も見せ、ディエゴを追い込んだペレイラ。グラウンドのヒザ蹴りで反則負けに
<ウェルター級/5分3R>
ディエゴ・サンチェス(米国)
DQ 3R3分09秒by Illegal Knee
ミシェウ・ペレイラ(ブラジル)
ブレイクダンスにもブーイングを受けたペレイラ。反対に地元のファンの絶大な支持を得るディエゴが、試合開始直後に前転からカカト落としを狙う。そのまま組んだディエゴから離れたペレイラは、大ディエゴ・チャントのなか前蹴りをボディに突き刺す。大きな振りのパンチで前に出るディエゴ、距離を取るペレイラはケージを蹴ってからキックを狙う。ディエゴは跳びヒザをキャッチするも、ペレイラはすぐに反転して足を抜く。ボディストレートをディエゴに入れたペレイラ、圧力をかけスピニングバックフィストのタイミングで組みつく。
すぐに離れたペレイラの後ろ回し蹴りは空振りに。ディエゴはローを蹴るが、またもケージを背負ってしまう。ここでボディにヒザを受けたディエゴは2度目の前転を見せる。ペレイラはケージを蹴って距離を詰めヒザ蹴り、これはクリーンヒットせずに初回が終わった。
2R、ペレイラは腹への蹴りを見せ、テイクダウン狙いをスプロール。ディエゴはローを多用するも、ミドルに右ストレートを合わされる。構えを変えるディエゴの前進にヒザ蹴りを合わせたペレイラ、さらにマットについてトルネードキックを狙う。ディエゴの直線的なパンチはかわされ、腹から顔面に攻撃を受ける。それでもヒザ蹴りに組んでいったディエゴだが、体を入れ替えたペレイラは距離を取り直しヒザ蹴りへ。
ミドルをブロックし、独特のリズムを踏むペレイラの右ストレートがディエゴの顔面を捕える。ディエゴも左を返すが、ペレイラは間合いを外しケージキック&スーパーマンパンチからヒザを突き上げる。ディエゴの後ろ回し蹴りをキャッチしたペレイラが、後方への投げをうちラウンドを終えた。
最終回、前に出るディエゴに対し、ペレイラは回って誘い前蹴り、続く前進にテイクダウン──と、背中を見せてバック宙を披露する。立ち上がったディエゴに跳びヒザを入れ、テイクダウン狙いを潰してトップを取ったペレイラがパウンドを入れ、ケージ中央に戻る。ディエゴも立ち上がるが、パンチは届かずヒザをボディに受ける。さらに前進に左フックを合わされたディエゴは、首相撲に捕えられ腹、そして頭部にヒザを被弾する。
ここで左ヒザをマットについたディエゴに、ペレイラは勢いそのままヒザを頭部に入れてしまい試合がストップする。カットが見られるディエゴはドクターチェックの結果、続行不可能に──。ほぼ勝利を手中に収めていたペレイラは、これで反則負けに。何とも勿体ない、愚かな行為だった。