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【Grandslam07】鈴木琢仁と対戦、ゴールデンルーキー=工藤諒司─02─「期待に応えたいので、勝つだけ」

Takumi Suzuki vs Ryoji Kudo【写真】計量の席で顔を合わせた両者。レスリング×柔術だけに、それ以外の要素が勝敗を分けることもある(C)MMAPLANET

25日(日)、東京都江東区のディファ有明で開催されるGrandslam07で鈴木琢仁と対戦するゴールデンルーキー工藤諒司インタビュー後編。

なかなか決まらなかった対戦相手も、2016年ネオブラッド・トーナメントを制した柔術ベースの鈴木に決まった。今のMMAでは特異なスタイルの鈴木に対しても、工藤は日々のトレーニングの充実ぶりとレスリングで培った武器を持つことで、気負いもなく落ち着いた自信を持っていた。

<工藤諒司インタビューPart.01はコチラから>


──出場は決まっても、なかなか対戦相手が決まらなかった時はどのような気持ちでしたか。

「試合がなくなってしまうのかなぁという不安はありましたが、出場が決まった時からしっかりと練習して、いつ、誰が来ても構わないよう準備はしていました」

──最終的に一昨年のネオブラ優勝で、5分×3Rをパンクラスで経験している鈴木選手が対戦相手となりました。どのような印象を持っていますか。

「柔術の選手だとは聞いていました。戦略的な部分は言えないのですが、やっつけたいと思います」

──今のMMAでは鈴木選手のような、下になって試合を作るスタイルの選手は少ないです。

「そういう選手はTTMのプロ練習でも少ないです。でも井上(学)選手が、また鈴木選手とは違うのですが下から上を取る動きをしてくれます」

──同日、プロ修斗で戦う井上選手ですね。練習と試合では上にいても、またすべきことは違ってくると思われます。

「下からが得意な選手との試合は、切って触らせないことですね。レスリングの切って離れるという基本的な部分を使えるので、そこをしっかりとやれば勝てると思います。

それでもガードの中に入ることもあるでしょうけど、MMAスパーだけでなくシチュエーション・スパーでもそういう状況で井上選手に相手をしてもらっています。井上選手の下からの仕掛けは本当にバリエーションが多いです。なので、ガードに入っても怖いとは思わず戦えます」

──2試合を経験して、実戦だからこそ学べたことはありますか。

「ハイ。10月のTTFCでは力が入り過ぎて、1Rが終わった時点で疲れてしまっていました。ここは修正しないと3Rの試合では持たないと反省し、改善してきたので少しずつですが、力を入れる時に入れる。無駄な力を使わないようになってきていると思います」

──キャリア3戦でネオブラ優勝という実績を超えることができるマッチメイクでもあります。

「勝つだけです。勝つか負けるかで、これからが全然変わってくるので。勝つしかないです」

──勝つか負けるかで違う。では勝った後にはどのような道に進むことを描いていますか。

「この試合の後は何も考えていないです。鈴木選手との試合に集中しています」

──周囲の期待も高いですし、プレッシャーを感じるようなことはないですか。

「プレッシャーはそんなにありません(笑)。試合でもあんまり、プレッシャーを感じることがなくて。もちろん、期待に応えたいので──それには勝つだけです。

TTMで凄い選手たちといつも練習させてもらっているので、絶対に負けることはないです。レスリングベースの打撃という試合を心掛けますが、状況に応じてパウンドとか、違った展開にももっていくつもりです」

──ファンにここを見て欲しいという部分はありますか。

「レスリングの細かい部分、そして打撃。どちらもできる選手だということをアピールしたいです」

■Grandslam07対戦カード

<ウェルター級/5分3R>
佐藤天(日本)
濱岸正幸(日本)

<ウェルター級/5分3R>
森興二(日本)
赤沢幸典(日本)

<フェザー級/5分3R>
鈴木琢仁(日本)
工藤諒司(日本)

<フェザー級/5分2R>
門脇英基(日本)
稲葉聡(日本)

<女子フライ級/5分2R>
ライカ(日本)
ジョン・スルギ(韓国)

<72キロ契約/5分2R>
鈴木一史(日本)
石浦良平(日本)

<バンタム級/5分2R>
萩原一貴(日本)
平田純一(日本)

<無差別級/5分2R>
二ツ森敬浩(日本)
YOSUKE(日本)

<ウェルター級/5分2R>
悠輝平(日本)
伊藤夏海(日本)

■GRANDSLAM SUVIVOR

<ライト級/5分2R>
柳優一廊(日本)
泉田泰徳(日本)

<フェザー級/5分2R>
透暉鷹(日本)
猿山千里(日本)

<ストロー級/5分2R>
小川竜輔(日本)
松岡渉(日本)

<バンタム級/5分2R>
山内雄輔(日本)
吉崎塁(日本)

<フェザー級/5分2R>
川邊侑也(日本)
中山拓哉(日本)

<フライ級/5分2R>
中原大輔(日本)
辻井啓喜(日本)

<フェザー級/5分2R>
オームラン(日本)
本田壮一(日本)

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