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【Grandslam07】鈴木琢仁と対戦、ゴールデンルーキー=工藤諒司─01─「大学で技術を学ぶことができる」

Ryoji Kudo【写真】注目の新鋭、工藤諒司に初インタビューを試みた(C)MMAPLANET

25日(日)、東京都江東区のディファ有明で開催されるGrandslam07でTRIBE TOKYO MMA所属のゴールデンルーキー=工藤諒司が鈴木琢仁と対戦する。

昨年7月のアマ修斗関東選手権では、9月の全日本アマ修斗を制しONEトライアウトで合格した椿飛鳥を決勝で下し優勝。全日本に出場することなくプロ昇格が許された工藤は、小学生から大学までレスリングを続け、卒業にMMAにファイターを志した。

アマ修斗出場時から大いに注目を集めていた工藤は、10月のTTFCでプロデビューを飾り、12月のプロ修斗参戦を経てグランドスラム出場が決まった。

しかし、キャリア2戦で前評判が異様に高い彼の対戦相手探しは難航した。そんななか、一昨年のネオブラ優勝者=鈴木がオファーを受け、レスラー×ブラジリアン柔術家という非常に興味深いマッチアップが実現することに。

プロ3戦目で、明らかに上のステージで戦う鈴木との試合を前にゴールデンルーキーに話を訊いた。


──昨年のアマ修斗東日本優勝から、スーパールーキーの呼び声が高い工藤選手です。まず、これまで格闘技歴から教えていただけますか。

「大学までレスリングをやり、それからTRIBEでMMAを始めた形です。青森県八戸市出身で、レスリングは小学校からやっていました」

──八戸ということは、東北のレスリングどころですね。

「ハイ。ちびっ子から、たくさんの人が体育館でレスリングをやっている街です。レスリングメインだったのですが、中学では柔道部に所属し、柔道の練習もしていました。高校はレスリングで推薦を貰い、光星学院に進学しています」

──八戸のレスリング・エリートということですね。私たちの世代だとLAからソウル、バルセロナで五輪代表だった赤石光生さんがすぐに思い出されます。その後の進路は?

「インターハイで3位になれたことで、国士舘大学に進学することができました」

──工藤選手のMMAを見る限り、フリースタイル出身かと感じたのですが。

「ハイ、フリーです。グレコは……足を触る方が得意でしたから……」

──そもそもなぜ、MMAへ転じたのですか。

「小さな頃からMMAやキックボクシングに興味があり、最後はこっちに進もうと決めていたんです」

──大学を卒業すると22歳になり、スタートが遅れるという気持ちはなかったですか。

「レスリングをやるうえで、高校と大学では技術レベルが全く違います。高校までは力で何とかなるんです。でも、それだと大学では全く通じない。力があるのは当たり前なので、技術がないと勝てない。そういう状況だからこそ、大学レスリングでは技術を学ぶことができるんです」

──なるほど。それほど違うモノなのですね。では、工藤選手はフリースタイルではどのようなテクニックを得意としていましたか。

「シングルレッグですね。大学までレスリングをやり抜いたことで、MMAに転向する際に体力面でも自信があり、不安はなかったです」

──トライブでMMAをやると決めたのは、どのような理由があったのでしょうか。

中村K太郎、青木真也、北岡悟、金原正徳ら錚々たるメンバーとTTMのプロ練習で汗を流す工藤

中村K太郎、青木真也、北岡悟、金原正徳ら錚々たるメンバーとTTMのプロ練習で汗を流す工藤

「元トライブの安藤達也選手が国士舘大学の先輩で、レスリングの練習に来て下っていて『一度来てみたらどうだ?』って誘ってもらったんです。その時、初めてトライブに来て練習をして、もうここでやるんだって即決しました」

──アマ修斗出場まで1年以上掛かっているのは、打撃に対応するのに時間が掛かったとか、何か理由があったのですか。

「ケガです。ケガが続いて、手術をしたので試合に出るまで時間が掛かってしまいました。ただ、その間もできる練習はビシバシとやっていたので、出遅れたとかは思っていないです」

──MMAファイターになることに対し、ご両親はどのような反応をされましたか。

「反対していまいた(笑)。親は自衛隊体育学校から自衛官になって欲しかったようで。でも、僕はMMAしか考えていなかったです」

──自衛官は公務員ですし、MMAファイターとは安定という部分で対極にあります。

「段階を踏まないといけないことは分かっていますが、UFCで戦いたかったので自衛隊という選択はなかったです。UFCを目指すぐらいでないと、上に行くこともできない。そういう意味でトライブには年下なのですが、(若松)佑弥君なんてパンクラスのタイトルに挑戦していますし、自分も一つ一つかって、彼に続きたいですね」

──アマ修斗全日本で戦う必要がなくプロに昇格を果たし、TTFCからプロ修斗公式戦を経て、3戦目がグランドスラムとなりました。

「特にどこで戦うというのは意識していなかったのですが、今回のグランドスラム出場は凄いチャンスだと捉えていました。これから自分がどこまで行けるのか。この試合の結果がかなり影響してくると思います」

<この項、続く>

■Grandslam07対戦カード

<ウェルター級/5分3R>
佐藤天(日本)
濱岸正幸(日本)

<ウェルター級/5分3R>
森興二(日本)
赤沢幸典(日本)

<フェザー級/5分3R>
鈴木琢仁(日本)
工藤諒司(日本)

<フェザー級/5分2R>
門脇英基(日本)
稲葉聡(日本)

<女子フライ級/5分2R>
ライカ(日本)
ジョン・スルギ(韓国)

<72キロ契約/5分2R>
鈴木一史(日本)
石浦良平(日本)

<バンタム級/5分2R>
萩原一貴(日本)
平田純一(日本)

<無差別級/5分2R>
二ツ森敬浩(日本)
YOSUKE(日本)

<ウェルター級/5分2R>
悠輝平(日本)
伊藤夏海(日本)

■GRANDSLAM SUVIVOR

<ライト級/5分2R>
柳優一廊(日本)
泉田泰徳(日本)

<フェザー級/5分2R>
透暉鷹(日本)
猿山千里(日本)

<ストロー級/5分2R>
小川竜輔(日本)
松岡渉(日本)

<バンタム級/5分2R>
山内雄輔(日本)
吉崎塁(日本)

<フェザー級/5分2R>
川邊侑也(日本)
中山拓哉(日本)

<フライ級/5分2R>
中原大輔(日本)
辻井啓喜(日本)

<フェザー級/5分2R>
オームラン(日本)
本田壮一(日本)

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