この星の格闘技を追いかける

【RFC44】160キロの巨漢アオルコロと対戦、藤田和之の旅─01─「やり残したことがないか確かめながら」

Kazuyuki Fujita【写真】この日、5分のスパーリングを何度となく藤田は行っていた (C)MMAPLANET

11日(土・現地時間)に中国・河北(ホーベイ)省の石家庄(シーチャーチュワン)のホーベイ体育館で開催されるROAD FC44。同大会のメインでアオルコロと藤田和之が対戦する。

昨年9月のRIZIN後に引退と取れる発言をしていた藤田が、1年2カ月振りのMMAに挑む。47歳となった彼が、どのような想いでロードFC、そして中国で戦う決意に至ったのかをameba TVが制作する格闘家の1日を追うドキュメンタリー番組=ONE DAY密着取材した。

文字通り、旅という言葉を口にした藤田が語ったアオルコロ戦、そして12月23日(土)HEATへの出場に関しての想いとは。


──TKこと高阪剛選手とかなり激しく当たり合っていましたが、調子の方はいかがですか。

01「もう試合前なので、そんなに激しくやっていなくて。ポイント、ポイントを意識してやればあんな感じになりますけど。ポイントは押さえているので、あとは試合を想定した感じですね」

──ヘビー級同士で実際にヒザやパンチを入れていたので、驚きました。

「遅いからじゃないですか(笑)。今の若くて軽い選手は凄く速いから。でも、当ててもそこは匙加減というモノがありますから。もう20年来の付き合いをさせてもらっていますし」

──あれ以上、熱くなることはないということでしょうか。

「それはもう練習なので。本番のためですから、そんなことにはならないです。もう高阪さんも大ベテランの先生ですからね」

──11月11日にロードFC石家庄大会でアオルコロと対戦。昨年9月のRIZIN、把瑠都戦後に『これを最後に』という引退発言があったわけですが、また改めてMMAを韓国のプロモーションで戦おうと思ったのは?

「これが最後というのは、毎回のことです。1回、1回を最後のつもりでやっているから。これまでも1度試合をすると、1年や2年は空いていたし。要はそんな感じだったんですけどね。それがチョット、色々な感情も入って引退と取られましたけど、そうじゃなくて気持ちも体も戻って、また戦うということです。

そういうチャンスを韓国の方からもらえた。もともとアジアの方にも興味があったので、そのタイミングで。タイミングすね。あくまで」

──もともとアジアのMMAに興味があったというのは?

「米国とかは強い選手もまだ出てきているけど、散々やってきたので。未開拓の市場がある。中国なんていうのは特にマーケットがあるし、強いのがいるんじゃないのかなって」

──いつ頃から実際に戦うという話が進展していったのですか。

「今年に入ってから興味があるという話をしたら、それを聞いて『ロードFCの方はどうですか。これから盛り上がっていきますよ』と話が来ました。やるならば、そういうところで戦うのは面白いなと」

──日本で地上波中継のあるRIZINなどでなく、ロードFCというイベントを藤田選手が選択したことは、ここもアジアMMAの地殻変動化という捉え方もされています。

「どうなんですかね。マーケティング的なことはあんまり分からないけど、残された時間が限られてきているので。まだまだやりますけど、そのなかでやり残したことがないか確かめながらやっています」

──出場と対戦相手が決まったのはいつ頃だったのでしょうか。

「発表の時(※10月19日)の少し前ですね。だから、対策練習は1カ月ほどですね」

──今回の対戦相手であるアオルコロに関しては、どのような印象を持っていますか。

「あんまり試合はしていないみたいだけど、才能に満ち溢れて若さもあるし、物凄く前に出るのでああいう選手は面白いですね。ああいう選手が中国にはゴロゴロといると思うので、発掘もかねて自分の体で探す。そういう旅ですね」

──188センチで160キロの相手を想定すると、対策練習ができるトレーニングパートナーもいないのが実情だと思います。

「考えながらやっています。これまでも大きな選手とはいくらでもやってきたし。無差別だからこその魅力もあってやってきました。俺はタッパも小さいし、横があるといっても年齢を重ねれば自ずと体重も増えなくなる」

<この項、続く>

■ RFC44対戦カード

<無差別級/5分3R>
アオルコロ(中国)
藤田和之(日本)

<ライト級T準々決勝/5分3R>
シャミール・ザフロフ(日本)
アマチュシン・フーヘンフウ(モンゴル)

<ライト級T準々決勝/5分3R>
下石康太(日本)
バオ・インカン(中国)

<ライト級T準々決勝/5分3R>
ホニ・トーレス(ブラジル)
トム・サントス(ブラジル)

<ライト級T準々決勝/5分3R>
マンスール・ベルナウイ(フランス)
ムングントスズ・ナンディンエルデン(モンゴル)

<72キロ契約/5分2R>
シャ・イーラン(中国)
ブルーノ・ミランダ(ブラジル)

<無差別級/5分2R>
ウー・ラーハン(中国)
ワン・イーチャン(中国)

<無差別級/5分2R>
ジェイク・フン(米国)
マ・アンディン(中国)

<女子ストロー級/5分2R>
藤野恵実(日本)
アリーニ・サテルメイヤー(ブラジル)

<バンタム級/5分2R>
ウー・ジェ(中国)
ウー・シャオロン(中国)

<バンタム級/5分2R>
根津優太(日本)
バーサンクフー・ダムランプレウ(モンゴル)

<ライト級/5分2R>
岩田啓輔(日本)
ホアン・ツェンユー(中国)

PR
PR

関連記事

Tokyo Int JJC

Movie