【写真】DJ絶対有利は動かないと思われるのだが、力が違うとボーグに言われると、どう違うのか見たくなる (C) JEFF BOTTARI/ZUFFA LLC

9日（土・現地時間）、カナダはアルバータ州エドモントンのロジャース・プレイスで行われるUFC215「Johnson vs Borg」」で、11度目のタイトル防衛戦を戦うデメトリウス・ジョンソンと、挑戦者レイ・ボーグがテレ・カンファレンスで話したことがUFCよりリリースで送られてきた。

11度目の防衛を控えるDJは、アンデウソン・シウバと比較することで遠回しに人気の低さを指摘されたように形となり、熱くなる場面も見られた。フライ級世界最高峰を賭けて戦う2人が語ったことは以下の通りだ（要約）。

デメトリウス・ジョンソン
「激しい試合を望んでいるよ。レイ・ボーグはタフだ。そして若いから、ウォーを欲しているだろう。僕も誰と戦おうが、そういう試合になることを願っている。彼も僕に勝とうとしている。それは過去10人の挑戦者と同じことさ。僕に勝てば再戦の機会を与えると言っているって?　ウィルソン・ヘイスも言っていたよ。

もうナーバスになることはなくなったし、レスリングを大観衆の前で戦ってきた。売り切れの会場でMMAも戦った。でも、カナダのファンのサポートを受けて戦うことは本当に感激しているよ。

今回の試合はMMAの歴史で最も素晴らしい試合の一つになるだろう。流体のように戦うことができる。どんな状況でも。そして、最高の相手をぶちのめすよ。

最多防衛記録に関しては、それほど重きを置いていないんだ。アスリートとして、頭に置いていることはこの8~10週間の間にジムでやってきたことを試合でも見せるということ。そこに関しては、プレスカンファレンスでしっかりと尋ねてほしい。

僕がやってきたことが、アンデウソンほど印象に残っていないって?　ジェセフ・ベナビデスがネイト・マーコートよりダメなファイターだって言えるのかい?　キョージ・ホリグチは日本で大活躍だ。そして、キョージ・ホリグチはダン・ヘンダーソンよりテクニカルだよ。ダン・ヘンダーソンは右の一発とレスリングしかない──なんて言っているようなもんだよ。

ジョン・ドッドソンはチェール・ソネンより技術で劣るのだろうか?　クソッタレ。ジョン・ドッドソンは驚異的な運動神経の持ち主だ。本当、そういう風な型にはまったことしか言えないのかな」

レイ・ボーグ
「DJはこの試合が簡単にならないことは分かっているはずだ。25分間、向かい合ってやるよ。どれだけ試合が長引いても、俺は止ることはないし、諦めることもない。彼がこれまで戦ってきたファイターと、俺の力が違うことをDJは分かっている。大変な夜になることもね。

皆、DJはスタミナが一番の武器だって考えがちだけど、彼の頭の良さが分かっていない。戦いの最中でも、絶対にやるべきことを見失うことがない。いくらシングルレッグで倒されても、もう次の対応策が頭のなかに出来上がっている。つまりは、そういう試合になるってことなんだ。

そんな試合を想定して、全ての準備をしてきた。これまでのような試合にはならないよ。DJがどんな風に動き、攻めようとして来てもまるで問題ない。どのような状況も想定できている」

■ UFC215対戦カード

＜UFC世界フライ級選手権試合／5分5R＞
[王者]デメトリウス・ジョンソン（米国）
[挑戦者]レイ・ボーグ（米国）

＜UFC世界女子バンタム級選手権試合／5分5R＞
[王者]アマンダ・ヌネス（ブラジル）
[挑戦者]ヴァレンチーナ・シェフチェンコ（ペルー）

＜ウェルター級／5分3R＞
ニール・マグニー（米国）
ハファエル・ドスアンジョス（ブラジル）

＜ライトヘビー級／5分3R＞
イリル・ラティフィ（スウェーデン）
タイソン・ペドロ（豪州）

＜フェザー級／5分3R＞
ジェレミー・スティーブンス（米国）
ギルバート・メレンデス（米国）

＜女子バンタム級／5分3R＞
サラ・マクマン（米国）
ケトレン・ヴィエイラ（ブラジル）

＜フライ級／5分3R＞
ヘンリー・セフード（米国）
ウィルソン・ヘイス（ブラジル）

＜女子バンタム級／5分3R＞
サラ・モラス（カナダ）
アシュリー・エヴァンズスミス（米国）

＜フェザー級／5分3R＞
ギャビン・タッカー（カナダ）
リック・グレン（米国）

＜ライト級／5分3R＞
ミッチ・クラーク（カナダ）
アレックス・ホワイト（米国）

＜ヘビー級／5分3R＞
ルイス・エンヒッキ（ブラジル）
アージャン・ブララ（カナダ）

＜ライト級／5分3R＞
ケイジャン・ジョンソン（カナダ）
アドリアーノ・マルチンス（ブラジル）

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