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【Japanese National BJJ2017】キーナン・旋風 杉江&細川は二連覇達成。無差別優勝はマルキーニョス

Souza vs Keenan【写真】キーナン×マルキーニョス、IBJJF公式戦らしい豪華な顔合わせが実現した (C)BJ KEN

15日(土)、東京都墨田区の墨田区総合体育館で、ジャパニーズ・ナショナル2017が開催された。ワーム・ガードを創造したキーナン・コーネリアスが参戦し、アダルト黒帯ヘビー級で優勝。杉江アマゾン大輔、細川顕のカルペディエムホープ勢がそれぞれの階級を制して盛り上がった。
Text by Takao Matsui


最大の注目を集めたのは、アダルト黒帯ヘビー級にエントリーしたキーナン・コーネリアス。マルキーニョスことマルコス・ソウザとのワンマッチ決勝となった。引き込んだキーナンに対して、パスを仕掛けるマルキーニョス。キーナンは体をスパイダーガードで崩しにかかる。足関節を狙いにいくと、マルキーニョスは場外へ。マルキーニョスは投げにいくが、キーナンは耐えて崩す。そしてキーナンが、バックに回ってポイントを加算。送り襟絞めにいくが、マルキーニョスは防御に徹する。その後もスイープでポイントを奪い、マルキーニョスのシングルレッグや腕十字を防いたキーナンが判定12-2で快勝した。

Keenan Cornelius ve Kusano黒帯オープンクラスでもキーナンとマルキーニョスがエントリーし、8名によるトーナメントとなった。キーナンは1回戦で世羅智茂と対戦。世羅はキーナンからスイープで先制するが、逆に4ポイントを失う。最後は三角絞めでタップを強いられた。一方、マルキーニョスは鍵山士門を初戦で下すと、アンデルソン・タカハシを準決勝で破り、決勝進出を果たす。

このままマルキーニョスとキーナンのマッチアップかと思われたが、準決勝でアクシデントが発生する。キーナンはレアンドロ・クサノと対戦した際に、もつれて倒れた時に足を負傷。送り襟絞めで一本勝ちを収めたが、決勝は辞退してマルキーニョスに勝利を譲った。

Yoshioka vs Todokoro日本のツートップが出場しなかったルースター級は吉岡崇人が優勝。パラエストラの江崎壽を下した吉岡は、パラエストラ岐阜のアブダビ・ワールドプロ参戦の戸所誠哲と決勝で対決。4-4とイーブンになってから、スイープとマウントを連続で奪い、終わってみれば10-4と快勝した。

Kagiyama vs Yamadaライトフェザー級決勝へ進出したのは、鍵山士門(デラヒーバジャパン)と山田秀行(トライフォース柔術アカデミー)。ライバル対決は接戦となり、まずは鍵山がダブルガードから立ち上がってアドバンテージを先制する。山田は足を狙いつつ、スパイダーガードで崩しにかかる。片袖を持ってサイドからバックに回り、腕十字へ移行した鍵山はアドバンテージを加算する。パスを狙う鍵山に対して、山田は反転してディフェンス。一進一退の攻防が続く。最後に山田はシングルレッグからテイクダウンを狙いにいくが、これを防いだ鍵山がアドバン差で優勝を決めた。

Sugie vs Otsukaフェザー級は当初、ライト級にエントリーしていた杉江(白木)アマゾン大輔が階級を変更して参戦した。1回戦の杉江の相手は、前回大会の決勝で対戦した加古拓渡。だが加古がケガで欠場となり、杉江の連覇が濃厚となった。杉江は韓国のイ・ジョンウを破ると決勝進出では、塚田市太郎を下した大塚博明と対戦。昨年の一回戦でも実現した顔合わせで。この時は、レフェリー判定で杉江が辛勝した経緯がある。

昨年同様に接戦となった一戦は、まず杉江がダブルガードから立ち上がってアドバン1。さらにパスガードで3ポイントを獲得し試合をリードする。足を戻した大塚は、パスをさせいと懸命に対処し、アドバンに留める。そして大塚はスイープを決めて、1点差まで迫るがタイムアップとなり、パスで3点を取れる強味を発揮した杉江がジャパニーズ・ナショナル2連覇を決めた。

Hosokawa vs Yoonhoライト級は同門の杉江がフェザーに階級を落としたことで細川顕(カルペディエムホープ)が独走する。金子竜也をオモプラッタからの三角絞めで仕留め、決勝へ駒を進めた細川。同門の世羅智茂を破った韓国のジュン・ヨンホと対戦あいて細川は、ここでもバックからの絞めで一本勝ち。2試合連続の一本勝ちで細川が頂点へ駆け上がり、杉江と並び同大会2連覇を達成した。

■ジャパニーズ・ナショナル柔術選手権2017 アダルト黒帯リザルト

【ルースター級】
優勝  吉岡崇人(AOJ)
準優勝 戸所誠哲(パラエストラ岐阜)
3位  江崎 壽(パラエストラ)

【ライトフェザー級】
優勝  鍵山士門(デラヒーバジャパン)
準優勝 山田秀行(トライフォース柔術 アカデミー)
3位  アレックス・エクリン(ヴィトー・シャオリンBJJ)

【フェザー級】
優勝  杉江大輔(カルペディエムホープ)
準優勝 大塚博明(PSBJJ荻窪)
3位  塚田市太郎(ダムファイト ジャパン)
3位  イ・ジョンウ(デラヒーバジャパン)

【ライト級】
優勝  細川 顕(カルペディエムホープ)
準優勝 ジュン・ヨンホ(デラヒーバジャパン)
3位  金子竜也(パラエストラ東京)
3位  世羅智茂(カルペディエム)

【ミドル級】
優勝  ノ・ヨンアン(Jiu-Jitsu Lab)
準優勝 チアゴ・フェリペ・ハタダ(インパクトジャパンBJJ)
3位  アンデルソン・タカハシ(GFチーム)
3位  サワト・セクオイア・カワムラ(Peace Maker)

【ミディアムヘビー級】
※優勝 レアンドロ・クサノ(オーバーリミットBJJ)

【アダルト黒帯ヘビー級】
優勝  キーナン・コーネリアス(Atos JJ USA)
準優勝 マルキーニョス・ソウザ(ブルテリア・ボンサイ柔術)

【アダルト黒帯オープンクラス】
優勝  マルキーニョス・ソウザ(ブルテリア・ボンサイ柔術)
準優勝 キーナン・コーネリアス(Atos JJ USA)
3位  アンデルソン・タカハシ(GFチーム)
3位  レアンドロ・クサノ(オーバーリミット BJJ)

【団体成績】
優勝  トライフォース柔術アカデミー 109P
準優勝 サナイ柔術アカデミー 97P
3位  カルペディエム 76P

※印は1名のみの優勝

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