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【UFC205】いよいよ今週末、アルバレス×マクレガー戦。中間距離戦への創りが、流れを決める?!

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alvarez-vs-mcgregor【写真】どのような結果、どのような試合内容になろうが、両者の戦いは史上最高のMMAとなるだろう(C)MMAPLANET

いよいよUFCにとって初めてのNYC大会=UFC 205「Alvarez vs McGregor」@マジソン・スクエア・ガーデンが12日(土・現地時間)に迫ってきた。


メインイベントはいわずと知れたエディ・アルバレス×コナー・マクレガーのUFC世界ライト級選手権試合だ。当然、アルバレスの持つベルトにフェザー級世界王者マクレガーが挑むこととなる。

フィラデルフィアで生まれ育ったアルバレス、ただし米国の人口の1割を占めるアイリッシュのマクレガー人気はどの州でも絶大だ。会場内を二分する声援、あるいはより多くのサポーターの後押しを得ることも考えられるマクレガーは、1階級上の王者に挑戦する今回の試合でも肉体的ハンディは全くない。なんせマクレガーのリーチはアルバレスを13センチも上回っているのだ。

このリーチ差をもってオクタゴンに上がることができるのは、フェザー級時代と変わりないだろう。オーソで構えることもあるが、基本はサウスポーで遠い距離で右ジャブを伸ばし、サイドキックで突き飛ばし制空権に入らせない。自分の距離で相手を疲弊させると、ここから踏み込んで打つのではなく、中間距離にステイして面白いように左右のパンチ、左ハイなど継続して打ち込んでKOに導いていく。

MMAにおいて、マクレガーが中間距離で戦うことを可能にしているのは上半身の軸が乱れることないからだ。パンチを放ってもしっかりとバランスをキープし、かつ頭を動かすことで打ち終わりに相手の攻撃を被弾することがない。抜群のスウェイを見せるマクレガーは、遠距離から飛び込むこともなく、中間距離でスタミナをロスすることもダメージを負うこともなく、多くの試合を支配してきた。

姿勢が乱れて前のめりになったのは、オクタゴンにおいてはネイト・ディアズとの第1戦のみ。2戦目にはしっかりと修正してきた。加えて下がり始めた相手への畳みかけ方、攻め込んでいてもレンジを取って後ろ回し蹴りを入れるなどクレバーなマクレガー。そんな彼に対し、アルバレスは敢えてその中間距離で戦うべきだろう。

マクレガーは中間距離が得意だ。だからこそ、遠い距離で疲弊してから接近戦に移るのでなく、フレッシュな間に懐に飛び込みたい。アルバレスの打撃コーチ、マーク・ヘンリーによるとアルバレスのパンチ、そして蹴りは鈍器で殴られたかのような威力を持っているとのこと。

そこで──まずアルバレスに見せてほしい攻撃が、踏み込んでの右インサイドローだ。左のアウトサイドローは、マクレガーの正面に立つことになる左のカウンターの餌食になりやすい。そこで思い切り左前方、マクレガーにとっては右にすり抜けるような形で単発のローを蹴り込みたい。

ヘンリーのいうように彼の蹴りが鈍器のような威力をもっているのであれば、5発や6発でその効果は表れるだろう。この左にすり抜けるような一発の蹴りは、パンチやテイクダウンという次の攻撃に自ら持ち込むことはできない──単発のアタックだ。

だからこそマクレガーの反撃を食らうことなく、前足を削っていくことができると考えられる。そして、マクレガーがこの蹴りを嫌がってアルバレスを捉えに来た時こそ、カウンターを取って一撃必倒の右や、ダブルレッグに入れるチャンスになる。

テイクダウンで削るのもありだが、不気味なのはマクレガーがマルセリーニョ・ガウッシアの愛弟子ディロン・ダニスとトレーニングを積んでいることだ。ほぼ打撃で勝利してきたマクレガーだが、マックス・ホロウェイ戦などは正統的な柔術の技術を披露していた。

アルバレスに倒されることを念頭に、殴らせないで極める。あるいはスクランブルから極めるというグラップリングをマクレガーが攻撃の選択肢に加えているのなら、あの右ジャブや左ストレートを打ちこむことができる彼の両腕は、最高のダースチョークを生み出す可能性もある。

まずはアルバレスがどのような形で接近戦を戦うのか。能動的か受動的かで、試合の流れは決まっているだろう。そして、アルバレスが自らの戦いで接近戦を戦った時のテイクダウン、スクランブルの展開でマクレガーが何を見せるか。世界最高の舞台で、史上最高のライト級選手権試合が見られることだろう。

■ UFC205対戦カード

<UFC世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者] エディ・アルバレス(米国)
[挑戦者] コナー・マクレガー(アイルランド/※フェザー級王者)

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者] タイロン・ウッドリー(米国)
[挑戦者] スティーブン・トンプソン(米国)

<UFC世界女子ストロー級選手権試合/5分5R>
[王者] ヨアナ・イェンジェチック(ポーランド)
[挑戦者] カロリーナ・コバケビッチ(ポーランド/2位)

<ミドル級/5分3R>
クリス・ワイドマン(米国/2位)
ヨエル・ロメロ(キューバ/4位)

<ウェルター級/5分3R>
ドナルド・セラーニ(米国/6位)
ケルヴィン・ガステラム(米国/5位)

<女子バンタム級/5分3R>
ミーシャ・テイト(米国/1位)
ラケル・ペニントン(米国/8位)

<フェザー級/5分3R>
フランク・エドガー(米国/2位)
ジェレミー・スティーブンス(米国/7位)

<ライト級/5分3R>
カビブ・ヌルマゴメドフ(ロシア/1位)
マイケル・ジョンソン(米国/6位)

<ミドル級/5分3R>
ラシャド・エヴァンス(米国/※ライトヘビー級8位)
ティム・ケネディ(米国/12位)

<ウェルター級/5分3R>
ベラ・マハメッド(米国)
ヴィセント・ルケ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
チアゴ・アウベス(ブラジル)
ジム・ミラー(米国)

<ミドル級/5分3R>
ティム・ボッシュ(米国)
ハファエル・ナタウ(ブラジル)

<女子バンタム級/5分3R>
リズ・カモーシェ(米国/9位)
ケイトリン・チューケイギアン(米国/14位)

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