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【UFC204】右ハイキックからラッシュ、最後はマウントパンチでムサシがヴィトーを下す

<ミドル級/5分3R>
ゲガール・ムサシ(オランダ/9位)
Def.2R2分43秒by TKO
ヴィトー・ベウフォート(ブラジル/5位)

ローから距離を詰めて、右ハイを見せたムサシ。引き続き右ローを入ると、ヴィトーが左ストレートで前に出る。ムサシが前に出てくるヴィトーは左ミドルを放つ。背中が大きいイトーに左ジャブを伸ばし、組みついてムサシ。ヴィトーはすぐに体を入れ替えて離れる。ケージを背にしつつ、怖さのあるヴィトー。ムサシの右ハイに、ヴィトーも左ハイを返す。右に回り、左の拳をムサシの正中線に持って来ようとするヴィトーに対し、ムサシは右ミドル。続いて左ジャブから左ローを繰り出す。

踏み込んで左から右ショートを狙ったヴィトーだが、すぐに下がってムサシのワンツーを被弾する。クリンチの態勢で細かいパンチを当てるムサシだが、首相撲は外された。ムサシが右ストレートからダブルレッグを狙ったところで初回が終わった。

2R、「左は危険なままだから、プレッシャーをかけてテイクダウンしろ」という指示を受けたムサシは左サイドキック、左ジャブを伸ばす。ヴィトーの左ミドルにパンチを返したムサシはダブルレッグも、ここはヴィトーが防ぐ。ジャブを受けたヴィトーに右ハイキックを決めたムサシがパンチのラッシュへ。

心が折れるかと思われたヴィトーが殴り返すと、危険を察知したのかムサシが組みに行く。
テイクダウンを許しパウンドからマウントを取られる。一度は下になったヴィトー、ここでも上を向き直したかマウントでパンチを連打され、ついに動きを止めて、レフェリーが両者の間に割って入った。

「ヴィトーはレジェンド。戦えて光栄だ。彼はファイターとしてだけでなく人として素晴らしい。ヴィトーのことは大好きだ。次? ホントはアンデウソン・シウバと戦いたいけど、1位か2位か4位、当てられた相手と戦う」とゲガール・ムサシはらしく淡々と語った。


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