【UFN93】ゾボタがダルビーを寄せ付けず、ジャッジ3者が30-26をつける判定勝ち
<ウェルター級/5分3R>
ペーター・ゾボタ(ドイツ)
Def.3-0:30-26.30-26.30-26
ニコラス・ダルビー(デンマーク)
左ローから右ジャブを伸ばすゾボタ。ダルビーは前蹴りをキャッチするが、テイクダウンには至らない。ゾボタの右に、ダルビーは左を合わせようとしたが、直後に右フックを打たれてダウン。鉄槌を連打したゾボタが、ガードの中で一度落ち着くと右エルボーをボディから顔面に落としていく。大ゾボタ・コールの後押しを受け、パスに成功したゾボタは日在エルボー、鉄槌から腕関節の機会を窺う。バックには回り切れなかったゾボタだが、がぶりからバックを奪取し、四の字フックを完成させる。アゴの上からのRNCは極めきれなかったが、ゾボタが初回を完全にモノにした。
2R、パンチの連打で前に出るダルビーだが、ここで指がゾボタの右目に入り試合が中断する。再開後、ダルビーの蹴り足をキャッチして左を打ち込んだゾボタが、そのまま組んでテイクダウンに成功する。ダルビーは立ち上がって、カニバサミでも狙ったかおかしな形でガードを取る。ハーフからパンチを入れるゾボタは足を抜いてマウントへ。
ダルビーがハーフに戻したが、ゾボタは足を抜いてパス。ダルビーは足を戻すのが精一杯で、立ち上がることはできない。ゾボタは左のパンチを連打し、この回も取った。
最終回、サウスポーに構えたダルビーに戸惑うゾボタ。左を伸ばしたダルビーはオーソに戻すが、またスイッチ。ゾボタは右ジャブを当て、ケージに押し込まれるとエルボーを被弾。ダルビーが調子に乗る前に左ストレート、左ミドルを入れて組んでいく。残り2分30秒で離れたゾボタが再び左ミドルを打ち込む。直後にダルビーのパンチにダブルレッグを合わせテイクダウンに成功すると、ダルビーの動きがガクッと落ちる。
パンチを入れパスに成功したゾボタはダルビーが正対してきてもがぶりからバックへ。ダルビーは一旦引き込み、すぐくにスクランブルに持ち込むも、ここでタイムアップに。ゾボタがジャッジ3者とも30-26のつける大差の判定勝ちを手にした。