【UFN93】TDを防がれたイッサ、なすすべなくラピルーに下る
<バンタム級/5分3R>
テラー・ラピルー(フランス)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
レアンドロ・イッサ(ブラジル)
いきなり左ジャブを伸ばし、ラッシュを掛けたラピルーに対し、イッサはシングルレッグからテイクダウンへ。尻餅をついたラピルーの両足をコントロールしていくが、ラピルーも腕をはがして立ち上がりエルボーを落とす。もう一度イッサは尻餅をつかせるも、ラピルーはすかさずスタンドへ戻る。
ヒザを入れるラピルー、イッサは執拗にシングルを仕掛けボディロックでケージに押し込むと、シングルからキムラクラッチを切っていく。残り80秒でついに離れたイッサは左を中心にパンチのコンビネーションを纏められ、ヒザを受けて追い込まれる。背中を向けて離れたイッサに対し、ラピルーが左を再びヒットさせ、最後もシングルを切ったところで初回が終わった。
2R、イッサの右ミドルに左を合わせて前に出るラピルーは、蹴り足を掴んだ左ストレートを打ち込む。イッサのダブルレッグを切ったラピルーは体を入れ替えてヒザをボディに突き刺す。離れ際に左を被弾したイッサは、ここも背中を見せて距離を取り直すが、テイクダウンを取れないと厳しい。と、ラピルーは右ジャブを入れ、左ストレート。イッサもパンチを返すが粗く、逆にラピルーの左ミドルから、右ストレートを打ち込まれる。
シングルを切ったラピルーは引き続き右ジャブを入れ、左ストレートへ。と、蹴り足を掴んでテイクダウンへ。イッサはギロチンを外され下になると、ガードからエルボーを繰り出す。ラピルーはトップをキープしたままラウンド終了を迎え、このラウンドもモノにした。
最終回、ラピルーは右ジャブを伸ばし、左ボディ。イッサはケージにラピルーを押し込むもテイクダウンを取れない。必死にボディロックからバックに回ったイッサだが、ラピルーが胸を合わせる。両ワキを差されながらも、体を入れ替えたラピルーが離れ際にスピニングバックフィストを見せる。これが空振りになりバランスを崩したラピルーはすぐに立ち上がって左ストレートをイッサの顔面に打ち込む。
イッサは組みついてテイクダウンしか勝ち目がないが、ラピルーのテイクダウンディファンスが強い。またも態勢を入れ替えたラピルーが離れて左ストレートを伸ばす。シングルでようやく尻餅をつかえたイッサだが、アピルーが立ち上がり左ストレートで距離を詰める。イッサは反撃の機会を掴めないまま試合終了となり、ラピルーが問題なく判定勝ちした。