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【UFN93】ハビロフ×ブスカペ、ハイン、イッサ、ジュードー、アスカム、粒ぞろいの出場選手達

UFN93【写真】ハイン×バン・テヒョン、ハビロフにイッサ。ローカルプロモーションではチャンピン級ばかり(C)MMAPLANET & GONGKAKUTOGI

今週末、3日(土・現地時間)にドイツのハンブルクはバークレイカード・アレーナUFC Fight Night93「Arlovski vs Barnett」が開催される。メインは大会面にある通り、ジョシュ・バーネットとアンドレイ・オルロフスキーが戦うヘビー級戦だ。


如何にもドイツ、そしてハンブルク大会といったラインナップが並ぶ今大会。ラスベガスのPPV大会とは趣こそ違っているが、やはりそこは世界最高峰のUFC、粒ぞろいで個性豊かなファイターが揃っている。

コアファン的な見地に立てば、本当に見所が多い今大会。まずはオープニングファイトに出場するルスタン・ハビロフとレアンドロ・ブスカペ・シウバの試合に着目したい。

なぜか日の丸・鉢巻きで入場したこともあるブスカペはサウスポーの構えから、素早い右ジャブに破壊力十分な左ボディフック、さらに左ミドルを得意としている。テイクダウンを奪ってからも、しっかりとした柔術的な強さを持つブスカペに対し、ハビロフはグレコ&フリースタイルの両刀使い。クリンチの状態も、離れていても抜群のテイクダウンの強さ、そしてスクランブルでのトップ奪取能力を持つ。

打撃の迫力もハビロフが一枚上という見方も成り立つが、勝者がトップ15入りは間違いない──というよりも、既にその力を持つ者同士の一戦といえる。続いてジャック・ヘルマンソンと対戦するスコット・アスカムに注目した。

UFC2勝2敗とイーブンの戦績のミドル級ファイターは、前回のグリス・デンプシー戦でアッサリとテイクダウンを許したと思えば腕十字からオモプラッタという動きをガードから見せると、ヒールから相手の股間を広げていきトップを取り返すという興味深いテクニックを披露した。

さらにクリンチで詰め寄られると、払い腰でテイクダウン。最後は左ストレートを効かせて、ふらつくデンプシーを左ハイで仕留めたアスカム。ムエタイ、柔道、柔術を融合させたスタイルを今回のヘルマンソン戦を含め、毎試合見せることがきるようだと、さらにファンの衆目を集めることができるようになるだろう。

そしてテラー・ラピルーとレアンドロ・イッサ──佐々木憂流迦に勝利している者同士──の戦い。スタンドで伸びやかかつパワフルなラプルーの打撃をイッサがどのように受け止め、あるいはいなすのか。真っ向からやりあえても、すかしてテイクダウンに持ち込んだとしても、疲れずに寝技に持ち込むことができればイッサの勝利の目はグンと高くなる。

プレリミメインでご当地ファイター=ドイツのイエシン・アヤリを相手に、オクタゴン初陣対決を迎えるジム・ウォルヘッド。ジュードーの異名を持つ彼は元々Bellatorで北米デビューを果たした選手で、世界第2位のプロモーションではリック・ホーンやライモン・グッドというチャンピオン経験者と凌ぎを削ってきた。

異名はジュードーだが、エルボーなど軸の強さを武器にした細かい打撃、グラウンド&パウンドなどが持ち味。ベラトール後は英国系BAMMA、CWFCで戦い続け、さらにUAEのアブダビウォリアー、ポーランドKSWなど大掛かりイベントに出場し4連勝でUFCとの契約を果たした。一度は破れた北米で成功する夢を、このドイツ大会から再び追いかけるウォルヘッドだ。

メインファイトの第1試合には、ドイツのニック・ハインが出場する。昨年6月のベルリン大会で勝利し、日本語で日本大会出場をアピールしたハイン。その気持ちが通じたのか、日本大会に出場を決めると、粕谷優介のローに屈せずパンチのインパクトで接戦を制している。奥方が日本人で、警察官を辞めてMMAに掛ける彼の相手は、韓国のバン・テヒョン。UFCで3勝1敗のヘインに対し、バン・テヒョンは2勝2敗。ステップアップと生き残りを賭けた戦いとなる。

ネームバリューがない──という一言で済まないのが、UFCのラインナップ。いってみれば各国のローカルトップ大会の王者級がズラリと揃っているのだから、この中に未来のコナー・マクレガーが隠れている可能性もあるのだ。

■ UFN93対戦カード

<ヘビー級/5分5R>
アンドレイ・オルロフスキー(ベラルーシ/6位)
ジョシュ・バーネット(米国/9位)

<ライトヘビー級/5分3R>
アレクサンダー・グスタフソン(スウェーデン/2位)
ヤン・ブラホヴィッチ(ポーランド)

<ライトヘビー級/5分3R>
ライアン・ベイダー(米国/4位)
イリル・ラティフィ(スウェーデン/12位)

<ライト級/5分3R>
ニック・ハイン(ドイツ)
バン・テヒョン(韓国)

<ウェルター級/5分3R>
イエシン・アヤリ(ドイツ)
ジム・ウォルヘッド(英国)

<ウェルター級/5分3R>
ペーター・ゾボタ(ドイツ)
ニコラス・ダルビー(デンマーク)

<女子バンタム級/5分3R>
アシュリー・エヴァンズスミス(米国)
ヴェロニカ・マシード(ベネズエラ)

<バンタム級/5分3R>
テラー・ラピルー(フランス)
レアンドロ・イッサ(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
ジャルジス・ダンホー(シリア)
クリスチャン・コロンボ(デンマーク)

<ミドル級/5分3R>
スコット・アスカム(英国)
ジャック・ヘルマンソン(スウェーデン)

フェザー級/5分3R>
マーティン・ブスカンプ(ドイツ)
アレックス・エンランド(英国)

<ライト級/5分3R>
ルスタン・ハビロフ(ロシア)
レアンドロ・シウバ(ブラジル)

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