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【UFC195】勝者も敗者もアッパレ。ローラーが激闘制し、コンディットに勝ち「勝者が2人」

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
ロビー・ローラー(米国)
Def.3-0:48-47.48-47.47-48
カーロス・コンディット(米国/4位)

ケージを背にしたコンディットは左へ回って、右ミドルを繰り出す。さらに左ローを見せたコンディットが前に出ると、ローラーは右フックを合わせようとする。引き続き左に回るコンディットに対しローラーは右ローを受けても距離を詰め、ワンツーを振るう。ヒザを狙ったコンディットは距離が離れると左ロングアッパー。体が揺れたローラーは離れて笑みを浮かべる。

コンディットは前に出る割合を強めて右ミドルから左前蹴りに。さらに右ストレートを左フックに合わせる。ボディへのヒザから左フックを繰り出すコンディット。ローラーがケージを背負うという意外な展開のなかで、コンディットは右ストレートから右ハイを狙う。残り1分、左フックをヒットさせたコンディットは右ストレートを続けて右ハイ、前蹴りとキックを多用し初回を取った。

2R、オクタゴン中央を取ったローラーに対し、コンディットもケージを背負わず前に出て戦う。コンディットはローから右ミドル、飛びあがるようによけたローラーはワンツーからボディをヒザに被弾する。それでも左フックで展開を打開しようとするチャンピオン、チャレンジャーは右ハイから前に出てダウンを奪った左アッパーを繰り出すが、逆に左フックを顔面に受けて後方に崩れる。

トップを取ったローラーはパウンドで追い打ちはできずにスタンドに戻る。コンディットはこの局面でも前に出るファイトを展開し、左ローから右ハイを見せる。左を入れたローラーはワンツーを続けてヒットさせる。コンディットは蹴りを織り交ぜ、プレッシャーに負けないよう前進する。ローラーは右フックを思い切り、左アッパーにも左フックを打ち返した。

2Rを取り返したチャンピオンに対し、コンディットは3Rに入ると蹴りを多用して距離をキープする。しかし、左ストレートから右の連打で前に出たローラーは、左ハイも見せてコンディットをケージ際に下がらせラッシュを掛ける。一旦離れたコンディットはヒザを突き上げて前に出てくるが、ローラーは右エルボーをヒットさせる。もんどりうちながら、ならばと右インサイドローを入れたコンディットは左フックにもローを蹴っていく。

左に回るローラーに対し、コンディットが前に出て右ストレートや蹴りを繰り出す。左ボディをキャッチして左フックを振るう王者は、ローを受けるも組み合いではダブルレッグを仕掛ける。コンディットはサウスポーの構えから左ミドル、オーソに戻して右ストレートを伸ばす。この回は判断が難しいものとなった。

4R、変わらず蹴りを多用するコンディット。ここで左にサークリングしながら前に出る。オクタゴン中央で打撃を交換する両者。コンディットは後ろ回し蹴りからワンツーも、これは牽制程度の当たりに。右ミドルをローラーは突き離すコンディットの方が手数が多い。左ローでバランスを崩したローラーは、すぐに立ち上がると左ストレート、オーバーフックを狙う。続く左ハイでもスリップしたチャンピンをコンディットは首相撲に捉えるも、ヒザを繰り出すには至らない。

前に出ていくコンディット、右フックで迎え撃つローラーだが、それほど勢いはない。残り80秒を切り、ケージ際でローラーは右ミドルを受ける。ハイからワンツー、最後は右ローとコンビネーションを見せたコンディットは、ローラーの左に右ストレートを打ち込む。動きの止まったローラーにボディ、左右のフックからヒザ蹴りを打っていくコンディット。ローラーは左フックをかわすが、このラウンドはコンディットのビッグラウンドになった。

最終回、前出でてくるローラーを前蹴りで止めるコンディットだが、王者の前進は止まられない。ケージに詰まったコンディットはパンチの猛攻にひるまず、足を使いつつも右を返していく。ローラーは左フックから右フックを思い切り打ち込む。コンディットはエルボーから左フック、さらに右エルボーを返す。スピニング・エルボーは空振りとなったコンディットは、右を受けそうになっても右を打ち返す。そして前に出てワンツーから日ありを入れ、右を打ち下ろす。ローラーも左フックを返すが、ここも手数はコンディットが多い。

ロビー・チャントに背を押された王者は左ハイからパンチを振るうも、コンディットが足を使って間合いを外す。そして前に出たコンディットはワンツー、体を揺らしながらローラーも左フックを返す。離れ際にガードの上から左ハイ、ショートのワンツーを入れたチャレンジャーに対し、ローラーは左フックから前に出て、思い切り左右の拳を放ち、ハイキック、さらにパンチを続ける。フラフラになりながらコンディットはボディを打ち返し、組んでヒザへ。

残り40秒、時間を確認したローラーは大きな振りの左フックを空振り。コンディットは下がらず前に出ると、王者は左ハイから右を打ち込んでタイムアップに。同時にケージに手をやって動けない両者。フラフラになりながら、勢いのある拳を打ち込み続けた激闘はスプリットでローラーに凱歌が挙がった。

ローラーは2R、3Rと最終回を取ったということか。いずれにせよ、判断の難しい3Rを取ったローラーが勝利を手にした形となった。この防衛劇に「カーロスはベストキャンプから来た最強の相手。俺が勝ったけど、今日は勝者が2人いる。一番タフで、最もテクニカルだった」と王者。裁定が告げられた際には苦笑いを浮かべたコンディットも「接戦だったね。最後まで勝とうと思って戦った。ロジックじゃないんだ、こんな顔だし。3Rは取ったかと思うけど、判断はジャッジがするものだから。ローラーのようなウォリアーと戦えて良かった」と気持ちの良いコメントを残した。

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