【UFC FOX07】トムソンがハイでネイトに破り、タイトル戦線浮上
<ライト級/5分3R>
ジョシュ・トムソン(米国)
Def.2R3分44秒 by TKO
ネイト・ディアス(米国)
サンノゼのファンの大きな声援を浴びてオクタゴンに登場したトムソン。ネイトもまた、トムソンに負けない歓声を受ける。スイッチを繰り返し、サウスポーから左ローを入れていくトムソン。30秒で5発のローを入れたトムソンに対し、ネイトは右ジャブから左を伸ばすも距離を取られる。ローで前足を潰しにきたトムソンは、オーソからベン・ヘンばりに前足にパンチを見せて、右ハイキックを蹴り込む。
足を使うトムソンにいらだつネイトは左ストレートをヒット、ハイキックを受けながらキャッチしテイクダウンへ。すぐに立ち上がったトムソンが、再びローを見せる。距離が詰まると、両者が組みに行きネイトがケージにトムソンを詰める。体を入れ替えた距離を取ったトムソンは、ネイトの踏み込みにバックに回りながら連打を打ち込む。距離を詰めて左を伸ばすネイト、ローを受けた影響はないようだ。
と、接近戦でも右を打ち込んだトムソンが、ボディロックからテイクダウン。パウンドを集中させ、ネイトの立ち上がり際にローを入れたトムソンが初回をリードした。2R、イライラを隠せないネイトは組んでからのヒザを急所に蹴り込む。再開後、サークリングを再び駆使するトムソンは左ローから距離が詰まると、ボディロック、パンチを受けながらもヒザからエルボーを入れる。顔面が真っ赤に染まったネイトだが、パンチの打ち合いになると負けない。さらにボディロックからテイクダウンを奪い、パンチを連続で打ち込む。
ケージにネイトを押し込んでエルボーを2発見せたトムソンは、左に回る。ボディストレートを見せたトムソンが組みついて、再びエルボーを打ち込む。投げを仕掛けたが、胸がついておらず踏みとどまったトムソンが直後に右ハイキックを蹴り込む。動きが止ったネイトに右を打ち込み、ダウンを奪うやパウンドを連打する。レフェリーがすぐに試合を止めないでいると、ネイトのコーナーからタオルが投入され、同時にレフェリーも試合をストップし、トムソンが8年8カ月ぶりのUFC出場で、即タイトル戦線浮上となる大きな勝利を手にした。