【写真】残り8秒で三角絞めを極め、富樫が逆転一本勝ちを収めた(C)MMAPLANET

＜ライト級／5分3R＞
冨樫健一郎（日本）
Def.2R4分52秒by 三角絞め
高橋”Bancho”良明（日本）

右を連続で伸ばす高橋。富樫はヘッドスリップでかわし、逆に右をヒットさせる。距離をコントロールしているのは富樫か。それでも高橋が右ハイで突破口を開こうと試みる。高橋はクリンチアッパーも、下がった富樫は右ジャブを放つ。高橋が右ミドルを蹴りこむと、富樫も左を入れて右につなげる。右ミドルを入れ、左に回る高橋。その前進に富樫が右を合わせる、激しいパンチの応酬のなかでヒザを交える高橋、残り1分で組んでケージへ。至近距離の打ち合いは互角、高橋のテイクダウン狙いを切った富樫だが、ラウンド終了間際の回転肘を受けてふらつきながらコーナーに戻った。

最後の一撃が効いたか、ジャッジ2名が高橋につけ、1人が富樫となり試合は2Rへ。組んで富樫に尻餅をつかせた高橋は、立ち上がられると距離を取り直す。富樫は左を入れ、右と左が交錯する。右ミドル、左ジャブから右ストレートと手数が多くなった高橋。富樫も右を入れたが、残り2分40秒で高橋のヒザが急所に入り試合が一時中断する。再開後、左を入れた富樫に対し、高橋もヒジを見せつつ右を伸ばす、ダーティボクシングでパンチを打ち込んだ高橋は離れた直後に左ストレートでダウンを奪う。

鉄槌の連打で富樫を追い込んだ高橋は、さらにヒジの連打から両方のパンチをシッティングの富樫に入れる。富樫は背中をついて顔を守るばかり。これまでかと思われた直後に富樫はハイガードから三角へ。そのまま一回転、富樫が上になると高橋がタップし逆転、逆転一本勝ちとなった。

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