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【Shooto Torao】ケージ導入の修斗公式戦とともに、ソムデートが広島に初見参

Rambaa Somdet M16【写真】今後の修斗の動向などという難しい話とは別に、単純にソムデートの動き、そしてパフォーマンスも楽しみだ (C)MMAPLANET

21日(日)、広島県広島市中小企業会館でプロフェッショナル修斗公式戦にとって、初めてのケージマッチ=闘裸男15 「DIRECTION OF THE CAGE」が行われる。TORAO NATION STATEが主催する広島で初のケージ導入イベントが開催されるのも、また修斗らしい。

メインは地元シューター富樫健一郎が1年振りの公式戦出場で武田飛翔と対戦。セミではランバー・ソムデートM16が広島初見参、マッチョ“ザ”バタフライと戦う。昨年、PXCでクリサント・ピットピットンゲのヒールで負傷したソムデート、今回の試合を前にした「寝技はやらない」宣言をしている。今年、41歳となるベテランと、2010年の新人王、昨年はインフィニティ・リーグで飛鳥拳、澤田龍人に遅れを取ったマッチョ“ザ”バタフライのケージファイトは、ある意味アジア太平洋と日本勢の現在の力を図るファイトになるやもしれない。

リングからケージへ。現状、リングでの試合が多い修斗公式戦にあって、ケージで公式戦を戦う選手が現れることで、今後、首都圏や他の都市での大会がどのように変化が見られるのか。NHB時代のMMAに階級制を始め、スポーツ化という部分で大きな影響を与えた修斗がケージ導入。今後、UFCの天下となったMMAでのどのような役割を果たすこととなるのか。本当の意味でアマ~プロ一貫体制、そして地方と首都圏を結び、世界に通じていた競技理念を取り戻すきっかけとなるのか。あるいはケージという舞台設定が成されるだけで終わってしまうのか。

修斗だからこそ──という部分で、ケージという世界と同じ戦いのフォーマットを用いたなかでの独自性、右に倣えではない世界観が見られるのか。判定基準、レフェリング、そしてアマからの選手育成、今大会をスタートにどのようなケミストリーをJ-CAGEを舞台に起こすことは? ある意味、これからが修斗という老舗の正念場となる。

■闘裸男15対戦カード

<ウェルター級/5分3R>
冨樫健一郎(日本)
武田飛翔(日本)

<フライ級/5分3R>
ランバー・ソムデートM16(タイ)
マッチョ“ザ”バタフライ(日本)

<ライト級/5分2R>
里本一也(日本)
TOMA(日本)

<バンタム級/5分2R>
のぶ渡辺(日本)
亀井達朗(日本)

<ライト級/5分2R>
ジャングル伊藤(日本)
虎刃殺獅(日本)

<フェザー級/5分2R>
岡田剛史(日本)
Dr. takuya(日本)

<フライ級/5分2R>
岸本耕治(日本)
ニシダ☆ショー(日本)

<闘裸男寝試合ミドル級(77.1kg)/5分1R>
坂井圭介(日本)
小田貴久(日本)

<2015年新人王T1回戦ライト級/5分2R>
摩嶋一整(日本)
岩本達彦(日本)

<2015年新人王T1回戦ミドル級/5分2R>
ゲーリー・ノムライト(日本)
加藤正憲(日本)

<2015年新人王T2回戦フライ級/5分2R>
千葉JET伸(日本)
石綱テツオ(日本)

<ライト級/5分2R>
大森カヲル(日本)
青井人(日本)

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