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【UFN66】フィリピン大会のメインはエドガー有利、ユライア劣勢。その理由は──

Frankie vs Urijah【写真】ドリームマッチ=エドガー×フェイバーは、直近の試合を見る限りエドガー優勢といわざるを得ない (C)GONGKAKUTOGI

16日(土・現地時間)にフィリピン・マニラのパサイシティ、MOAアリーナで行われるUFC Fight Night 66「Edgar vs Faber」、メインイベントはフランキー・エドガー×ユライア・フェイバーのフェザー級戦だ。

UFCは“ドリームマッチ”を謳い、初のフィリピン大会にビッグネーム対決を持ち込んだ。言わずと知れた元UFC世界ライト級王者エドガーはフェザー級転向後、王者ジョゼ・アルドにこそ判定負けを喫しているが、その後は3連勝中。昨年11月のカブ・スワンソン戦では終了4秒前でスワンソンを圧倒し、最後にネッククランクを極め完勝している。

ライト級時代から最大の武器であったスピードと間合い、相手の虚をつくタイミングを計ったファイトはフェザー級でも大いに強さを発揮し、かつライト級時代よりもグラウンドでの支配率が上がっている。一方、元WEC世界フェザー級王者というよりも北米MMA界軽量級のパイオニアという称号がピタリと当てはまるユライアにとって、2010年4月のアルド戦以来となる145ポンドでのファイトだ。アルドの持つWEC世界フェザー級王座挑戦に失敗し、バンタム級に階級を下げたユライアはUFC所属になってから暫定王座を含め、実に3度世界王座挑戦に失敗している。

テイクダウンからG&P、瞬発系のパニッシュメントに加えギロチンやRNCで仕留めるスタイルに移行し成長の跡を見せてきたユライア。世界戦以外は全てに勝利してきたピープルズチャンピオンだけに、今も世界のトップクラスにあることは間違いない。と同時に昨年2月にヘナン・バラォンに敗れてからは、ややその輝きが薄れてきた感があることも否定できない。アレックス・カサレス戦、フランシスコ・リベラ戦と言ってみれば格下相手に、序盤の打撃戦でなかなか自分のペースで戦うことができなかった。それでもカサレス戦は持前の爆発力で乗り切れたが、リベラ戦では本当に距離、タイミングも合っていなかった。

結果的にアイポークから意気消沈したリベラをブルドックチョークで仕留めてはいるが、今後に不安が残る試合内容だった。そして、迎えた階級アップとエドガー戦。エドガーもユライアと同様に今現在オクタゴンで多く見られるリーチが長く、遠いレンジにステイするタイプのファイターではないが、出入りは激しい。そしてテイクダウンディフェンスに長けているために、ユライアは序盤に接近戦に持ち込めないと、振りがどんどん大きくなってテイクダウンを合わされやすくなるだろう。

エドガーは優勢だろうが劣性だろうが、自分のペースを変えないファイターだ。よって、ユライアが初回を取っても、2&3Rと同じテンポで戦いつつ、最終的にはポイントの挽回を図り、手数と勢いを増やして乱打戦に盛り込むことも予想される。そうなればユライアは距離を外して、エドガーの動きをいなせば勝機も上がるが、彼もまた打ち合いに応じる気性の持ち主であることは承知の事実。そして、エドガー相手に打ち合いに応じると、彼特有の粗さは命取りとなる。ファンの求めるユライア像を貫く限り、不利な戦いを強いられることとなりそうだ。

■UFN66 対戦カード

<フェザー級/5分5R>
フランク・エドガー(米国/2位)
ユライア・フェイバー(米国/※3位)

<ミドル級/5分3R>
ゲガール・ムサシ(オランダ/7位)
コスタ・フィリッポウ(キプロス/12位)

<ミドル級/5分3R>
マーク・ムニョス(米国)
ルーク・バーネット(英国)

<ウェルター級/5分3R>
イム・ヒュンギュ(韓国)
ニール・マグニー(米国/15位)

<フェザー級/5分3R>
フィリップ・ノヴァー (米国)
ナム・ウィチョル(韓国)

<フェザー級/5分3R>
マーク・エディバ(フィリピン)
レヴァン・マカシュヴィリ(米国)

<ライト級/5分3R>
バン・テヒョン(韓国)
ジョン・タック(グアム)

<ライト級/5分3R>
ジャン・リーポン(中国)
ケイジャン・ジョンソン(カナダ)

<ウェルター級/5分3R>
リー・ジンリャン(中国)
ディエゴ・リマ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ニン・グォンユ(中国)
ロイストン・ウィー(シンガポール)

<フライ級/5分3R>
ロルダン・サンチャン(フィリピン)
ジョン・デロス・レジェス(グアム)

<フライ級/5分3R>
ノラン・ティックマン(米国)
ヤオ・ジークイ(中国)

※バンタム級

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