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【AXS TV Superfight 01】レガシーFCライト級王座決定戦はブロンゾウリスがタフファイト制す

<Legacy FCライト級王座決定戦/5分5R>
マイク・ブロンゾウリス(米国)
Def.3-0:49-46, 49-46, 48-47
デイブ・バロウ(米国)

サウスポーのブロンゾウリスが前蹴りからロー、さらに左ストレートを打ち込む。続く左の振りが大きくなりバランスを崩したブロンゾウリスのバックに回ったバロウが、シングルレッグでテイクダウンを奪う。パス狙いから、ブロンゾウリスの立ち上がり際にバックを取ったバロウだが、前方に落とされる。ハーフを取ったブロンゾウリスは、立ち上がりスタンド戦を要求。しかし、続く左ストレートも体が伸びて重心が高くなってしまい、バロウにテイクダウンを合わされてしまう。ここもバックに回り、前方に落とされたバロウはパウンドを連続で受ける。大きな蹴り上げからスタンドに戻った両者。ブロンゾウリスの左ミドルでバロウの体が檻曲がるシーンも見られた。

2R開始直後にバロウは指が目に入ったと中断を要求。再開後、構えをオーソにしたブロンゾウリスが右の蹴りから前に出る。バロウがダブルレッグでテイクダウンを奪い、またもバックへ。ここでは前方に振り落されることなく、自ら着地し離れる。コツコツとローを入れるブロンゾウリスが、アッパーから首相撲&ヒザ蹴りで攻め立てる、バロウのテイクダウン狙いを切って、ボディへのヒザ蹴りを続けるブロンゾウリス。バロウは組んで即、潜るようにガードを取る。起き上がったブロンゾウリスはボディにヒザを続け、バロウの動きが落ちると左ストレートを伸ばす。バロウも懸命に右ハイから左ロー、右ミドルと蹴りで対抗する。攻め疲れか手が出なくなったブロンゾウリスは後ろ回し蹴りを見せるも勢いはなく、尻つぼみとなってしまった。

3R、まずブロンゾウリスがジャブから左ハイを見せる。真っ直ぐ飛び込んだバロウのダブルレッグでテイクダウンを奪われたブロンゾウリスは、スイープで逆にトップに。頭を胸につけてパウンドを入れるブロンゾウリスが、足を一本抜いてハーフへ。バロウは足を戻すが、そのままパウンドをボディと顔面に被弾する。ここでもハーフを取ったブロンゾウリスは、勢いのある右のパウンドを連続で見せる。起き上がって振りの大きなパンチを見せたブロンゾウリスに組み付いたバロウがバックへ。しかし、またも前方に落とされてガードを強いられる。ブロンゾウリスはスタンドへ戻ると、バロウのテイクダウン狙いを切ってヒザを突き上げる。直後にダブルでテイクダウンに成功したバロウは、ここでもトップをキープすることはできなかった。

4R、左ジャブで前に出るバロウ。ブロンゾウリスは後ろ回し蹴りから左ハイ、バロウは右ストレート、続いて飛びヒザを繰り出す。バロウの右ボディを受けたブロンゾウリスが、スピニングバックフィスト、ここでバックに回ったバロウを振りほどきヒザ蹴りへ。ケージ中央に戻るとバロウの左を受けたブロンゾウリスの動きが止まり、ケージ際に下がる。ここでバロウは組みに行きバックへ。胸を合わせたブロンゾウリスは距離を取って持ち直す。バロウはシングルに出るも、切られて首相撲からヒザ蹴り、右エルボーを入れられ試合は最終回に。

ブロンゾウリスは意外にも、自ら組みつきダブルレッグでテイクダウンを奪う。足を絡まれるとスタンドに戻ろうとしたブロンゾウリスに組み付いたバロウがトップに、バックマウントに入るが、立ち上がったブロンゾウリスが振り落す。蹴り上げからシングルに出たバロウは、体を捩じり立ち上がろうとしたブロンゾウリスのバックへ。

深追いすることなく離れたバロウに対し、ブロンゾウリスはケージに押し込みアンクルピックでテイクダウンへ。バロウは背中を預けて立ち上がると、すぐに胸を合わせる。ヒザをボディに受け、崩れ落ちるように足に組み付いたバロウがガードの態勢に。ブロンゾウリスはハーフからパンチを落とし、足を捌きながら右パウンド。マウントは取れなかったが、起き上がろうとするバロウのバックを制し、両足をフックする。鉄槌を連打しつつポジションをキープし続けたブロンゾウリスは、試合終了と同時に高々と両手を掲げた。結果、タフな一戦も際を制したブロンゾウリスがレガシーFCライト級のベルトをその腰に巻いた。

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