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【BFC76】スタンド劣勢のファビアーノが、腕十字でタップを奪う

2012.10.13

<フェザー級トーナメント準々決勝/5分3R>
ヴァグネイ・ファビアーノ(ブラジル)
Def.1R3分24秒 by 腕十字
アコップ・ステパーリャン(アルメニア)

右を振るい、すぐにテイクダウンを狙ったファビアーノだが、ステパーリャンはスプロールから強烈な右を打ち込む。右ローから右ストレートを伸ばすステパーリャンは、ファビアーノの右に右を合わせていく。さらにファビアーノの左フックにも、右ストレートを伸ばしたステパーリャンは打撃で勢いの違いを見せる。

直後に組みついてケージ際までドライブし、ボディロックからテイクダウンを奪ったファビアーノだが、ステパーリャンはブリッジで立ち上がる。執拗に足を取り、スタンドに戻ることなく再びトップを取ったファビアーノが、パスからマウントへ。

再びブリッジで返そうとしたステパーリャンに対し、ファビアーノは腕十字。ヒジを支点に右腕が逆方向に曲がっているステパーリャンだが、脱出を試みて体を起こそうとする。腕は完全に伸び切ったままで、頭が左側を向いたステパーリャンは、最後は苦痛の表情を浮かべながらタップした。

スタンドでは劣勢が否めなかったファビアーノだが、さすがはノヴァウニオンの黒帯。チャンスを逃さず一本勝ちを手にし、「ここに来たのは次に進むため。15年、カナダに住んでいる。カナダの皆に礼が言いたい」と語った。

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