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【No-Gi Worlds 2014】ブロック・レスナーの元コーチ、コンプリードが敗れてなおインパクト残す

Medeiros【写真】37歳のコンプリード、ベテランの出場がウルトラヘビー級に新風を巻き起こした(C)Kenny Jewel /GrappleTv

4~5日(土~日・現地時間)、カリフォルニア州アズサにあるアズサ・パシフィック大学内フェリックス・イベントセンターで開催されたIBJJF主催の世界ノーギ柔術選手権レポート第4弾。今回は往年の強豪ホドリゴ・メデイロスが出場したウルトラヘビー級など重量級3階級の模様をお伝えしたい。

【ヘビー級】

<準決勝/5分1R>
ルーカス・レイチ(チェッキマット)
Def. 8-0
ティム・スプリッグス(ロイド・アーヴィン)

一時はミドル級に戻してエントリーしたベテランのレイチだが、今回はヘビー級に参加し、準決勝でティム・スプリッグスと対戦した。引き込んで得意のハーフガードを取り、脇を差して片足を絡めとってタックルに移行する動きを再三試みるレイチだが、レスリングの強いスプリッグスは、強力なベースとウィザーを用いてそれを潰していく。それでも同じ技にこだわり続けたレイチは、6分過ぎにとうとうスイープに成功し先制点を奪った。結局その後レイチはもう一度この必殺技を決めてみせ、さらにバックを奪取。8-0で若手の挑戦を退けた。

優勝をシェアしたレイチとソウザ(C)Kenny Jewel /GrappleTv

優勝をシェアしたレイチとソウザ(C)Kenny Jewel /GrappleTv

この最大の難敵を避けたレイチは、決勝は同門にして前回優勝のジャクソン・ソウザと優勝をシェア。ハーフガードのスペシャリストにしてベテランの意地を見せつけた。

なお、注目されたMMA出禁中のケヴィン・ケイシー(ヒクソン・グレイシー)だったか、1回戦でマウロ・サンティアゴ(グレイシー・バッハ)相手に序盤は際立った強さを発揮して10点を先取しておきながら、後半に急激に失速。実に17点を失い、大逆転負けを喫している……。

【スーパーヘビー級】

<決勝/10分1R>
ジョアオ・アシス(チェッキマット)
Def. 試合不成立
ルイス・パンザ(チェッキマット)

この階級もチェッキマット勢によるシェアに。エリオット・ケリーやホジャー・アンブロジを倒して順当に決勝に進出した昨年のADCC-99キロ級のジョアオ・アシスと、ジェームズ・プオポロを得意の足関節で極めたルイス・パンザの両者が優勝をシェアした。

【ウルトラヘビー級】

<準決勝/10分1R>
ガブリエル・ルーカス(チェッキマット)
Def. 2-2 : A 3-3 : レフェリー判定 2-1
ホドリゴ・メデイロス(ブラザCTA)

かつてブロック・レスナーの柔術コーチを務めていたコンプリードこと、ホドリゴ・メデイロスが37歳にしてアダルトに復帰。注目の初戦は序盤は互角の攻防が続いたが、やがてルーカスがスタンドでのアームドラッグでコンプリードの体を崩すとバックへ。そのままグラウンドに引きずりこんで上を奪い、2点先制する。その後亀の姿勢を余儀なくされたコンプリードだが、やがて相手の足を取るように前転して50/50の体勢へ。そこから長い右手をマットにポストして上を奪取して同点。50/50のまま下になったルーカスも足関節やスイープを仕掛けるが、コンプリードは許さず。やがてコンプリードは、ルーカスの足を退けて、残り1分半の時点で50/50の解除に成功した。

この時点でポイントは2-2の同点、アドバンテージは3-2でルーカスがリード。ルーカスのハーフの上にいるコンプリードは、低く胸を合わせてに背中を付かせてようとする。長身を利して上半身全体でプレッシャーをかけるコンプリードは、残り30秒の時点でアドバンを獲得して同点に追い付くことに成功。さらに膝を抜きかけたところでタイムアップに。終了後に両腕を高々と挙げてアピールしたコンプリードだが、レフェリー判定は2-1でルーカスに凱歌が挙がった。

コンプリードの2点奪取が50/50から上になったことだったの対し、ルーカスの取った2点は見事なアームドラッグ、バック、テイクダウンの連携だったことを考えても、この判定は打倒といえる。それでも37歳のレジェンドのコンプリードがアダルトの部に出場し、いわゆる「モダン柔術」技術である50/50を有効に利用してポイントを取ったうえ、その解除まで披露してのけたのはファンとしては嬉しい驚きだった。

<決勝/10分1R>
ユーリ・シモエス(ブラザCTA)
Def. 2-0
ガブリエル・ルーカス(チェッキマット)

コンプリードを破ったルーカスと決勝で当たったのは、準決勝で強敵のアブラハム・マルテ相手にテイクダウンからバックを奪って勝利したユーリ・シモエス(チェッキマット)だ。時折りシモエスが引き込んでからの攻撃を試みる以外、延々とスタンド戦が続いた決勝戦。残り25秒の時点でシモエスがアームドラッグへ。それを潰されても再度トライしついにルーカスの巨体が崩れる。と、シモエスは雪崩込むように体重を預けて上をキープして2点奪取。最後の最後で勝負に出たシモエスが見事に最重量級王者となった。

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