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【UFN51】ドーンの連続テイクダウンに削られず。アルカンタラがタフマッチを制す

<バンタム級/5分3R>
ユーリ・アルカンタラ(ブラジル/7位)
Def.3-0:29-28,29-28,29-28
ラッセル・ドーン(米国)

タッチグローブ後、左ミドルから左フックを振るうアルカンタラだが、逆に左フックを被弾する。直後にテイクダウンを奪ったアルカンタラがバックに回り、バックマウントからRNCへ。追い込まれたように見えたドーンだが、リストを掴んで逃れると胸を合せてダブルレッグで逆にトップを奪い、スクランブラー振りを発揮する。ハーフからエルボーを入れるドーンに対し、アルカンタラはヒールを仕掛ける。足を抜いて立ち上がったドーンがガードの中に入り、右のパウンドからエルボーを落す。さらに足を捌いて、重いパウンドを落すドーンは、アルカンタラの三角を事前に防ぐ。

ハイガードを捌いて左のパウンド、アルカンタラは立ち上がるとヒザを急所に入れインターバルが与えられる。再開後、アルカンタラが左ストレートから左の蹴りを繰り出す。左ミドルからワンツーを入れたアルカンタラは、ドーンのテイクダウンに背中をつけながらキムラロックで誤魔化した。

2R、左ミドルを蹴り込んだアルカンタラ。もう一度ミドルを入れて、ドーンの前進を阻む。前に出ると蹴りが飛んでくるドーン、左ストレートを被弾し間合いを取り直す。拳を握って殴るよう注意を与えられたアルカンタラに対し、ドーンが右ストレートからダブルレッグを決める。ケージ際で右エルボーを入れたドーンだが、アルカンタラはバタフライスイープでスタンドに戻る。ここも右腕を差し上げてテイクダウンを奪ったドーンは、オモプラッタを潰し左エルボーから右のパンチを入れる。

アルカンタラの下からのエルボーに、ドーンは右のハンマースレッジ、続いて右エルボーを連打する。残り1分、ブレイクが命じられ試合がスタンドに戻ると、アルカンタラが左ミドルから、テンカオ。テイクダウンを切って、左ストレート。ドーンはここでも前に出てダブルレッグでテイクダウンを奪い2Rが終了する。打撃はアルカンタラ、攻めのテイクダウンのドーン、試合は最終回に。

アルカンタラは左ミドルをまず入れ、ドーンのテイクダウン狙いを切る。スクランブルのなかでがぶったドーンのヒザ蹴りに注意が与えられる。ダブルでアルカンタラをケージに押し込んだドーンは、ここもテイクダウンに成功する。右エルボーを落すドーン、立ち上がったアルカンタラにスタンドでダース、アルカンタラにガードを選択させる。ドーンがダースを解くと、強引にテイクダウンを狙ったアルカンタラ。ドーンのシングルにキムラで耐え、エルボーを通す。ドーンはバックに回って、再びシングル。体を起こしてダブルへ移行する。ケージを背にしたアルカンタラは、背中をつけてやや集中力が切れたような表情を見せる。

飛び込んでパウンドを落すドーンは、細かい左右のエルボーを落す。上体を起こしたドーンにダブルレッグを決めたアルカンタラが、逆にトップからパンチ、エルボーを落とし15分のタフマッチは幕を閉じた。初回のアルカンタラのRNC& ドーンのテイクダウンからパウンド、最終回も最後にアルカンタラがトップを取り返し、非常に微妙なラウンドに。2Rはアルカンタラのラウンドだっただけに、初回と3Rがどのように判断されるか。ジャッジは3者とも29-28でアルカンタラを支持した。

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