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【Invicta FC08】玉田、最後まで倒れずレフェリーストップ。ウォーターソンが一方的な展開で王座防衛

Waterson vs Tamada【写真】ワンツーから左ハイやミドル、さらに右ハイまで繰り出し、接近戦では首相撲からヒザ蹴りの猛攻。ジェシカ・ペネから一本勝ちできる寝技を持ちながら、この立ち技。突き抜けた感のあるウォーターソンだ(C)ESTHER LIN/INVICTA FC

<Invicta 女子アトム級選手権試合/5分5R>
ミッシェレ・ウォーターソン(米国)
Def.3R4分58秒by TKO
玉田育子(日本)

切れの良い右ロー、続く左ローから右ハイを繰り出すウォーターソン。さらに右ミドルを2発見せる。玉田も右のパンチを見せるが、右ミドルを効かされたか動きが鈍る。ハイをブロックした玉田はパンチで前に出てきた王者の首相撲からのヒザをボディから顔面に受ける。組めない玉田、さらに左ヒザ、エルボー、左ヒザと猛攻にさらされる。距離を取ったウォーターソンは前蹴りで玉田に尻餅をつかせると、右ミドルから再度右ミドル、首相撲からヒザ蹴りを繰り出す。一方的に攻め込まれる玉田だが、ダウンせずに組みつく機会を伺っていく。

そんな玉田の前進に左フックを被せていくチャンピオン。左ハイから右ストレートを打ち込むと、ここでも右ミドルを放っていく。ワンツーから左ハイ、左ミドル、ウォーターソンの蹴り足を掴んだ玉田だが、ここでもヒザ蹴りをボディに受けてしまう。左ストレートを入れた玉田、ウォーターソンは声を挙げてパンチを返し、後回し蹴りを放つ。ここは届かなかったが、右ミドル、前蹴りから右ストレート、さらにボディへのヒザ蹴りと王者が圧倒し続けた初回がようやく終わった。

2R、右だけでなく左ミドルも入れるウォーターソン、初回同様パンチからハイやミドルで距離を詰めるという展開が続く。玉田も左ボディストレートを放ったが、続く動きがない。近づくと首相撲からヒザ蹴りがあるため、能動的なテイクダウンにいけない点が厳しい。ニータップでテイクダウンを奪った王者は、寝技にはいかずにスタンドで待ち受ける。左ミドルをキャッチした玉田が、ついに自分の形で組みつくも、ウォーターソンは押し返して距離を取り直す。

玉田は左ボディから右フック、全く心は折れていない。ウォーターソンは右ストレートから左ハイ、さらに右アッパーまで見せる。玉田のローに右ストレートを合わせたウォーターソン、玉田の左にもう何発目になるのか、右ミドルを入れるウォーターソン。右目を大きく腫らした玉田はドクターチェックにもOKサインを送り、3Rに挑むこととなった。

3R、右ミドルを思い切り受けた玉田は、それでも右ジャブを伸ばす。さらにワンツーを繰り出す玉田だが、右ストレートから左ハイ、続いてヒザを受ける。玉田は左ストレートを伸ばすと、王者はここでも右ミドル。続いて左ジャブをアゴに打ち込み、首相撲からヒザをアゴに突き上げる。玉田は左ボディを返すが、直後にウォーターソンの後回し蹴りまで顔面に受けてしまう。

続いてヒザをボディ、右ストレートは顔面にと攻撃を受け続ける玉田。最後までキャンバスに倒れることがなかった玉田だったが、首相撲からヒザ、右ストレートを顔面に被弾、フェンスに寄りかかったところでついにレフェリーが試合を止めた。諦めない、戦い続ける――その姿勢には敬意を払いたい。そして色々な背景があり、この一戦に臨んだに違いない玉田とその陣営、それでもレフェリーストップに安堵してしまう一方的な試合だった。

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