【UFC172】菊野の突き、ファーガソンのリーチを突き破れず
<ライト級/5分3R>
トニー・ファーガソン(米国)
Def.1R4分06秒by TKO
菊野克紀(日本)
菊野がWe are the worldで入場すると、記者席から笑いが起こる。ファーガソンのワンツーに、右から左を入れる菊野。蹴りでバランスを崩したファーガソンに、そのまま突きを連打する。ダメージを負ったようにも見えたファーガソンだが、ここで下がることはない。思い切り伸ばした左ジャブを受けた菊野は、続いて左から右を受けると距離を取り直す。さらに左でケージ際まで下がった菊野にファーガソンのパンチが伸びる。菊野の前進に対し、下がってパンチを入れることができるファーガソンがワンツーを打ち込む。菊野の左にも右を返したファーガソンはここで組みつくが、すぐに距離を取り直す。
パンチを被弾する数が増える菊野は、背中を向けて走る様に距離を取るがファーガソンが背中を取ってテイクダウン。そのままバックマウントから、腕十字へ。体を反転させられた菊野だが、ここは腕を引抜く。そのまま体を起こした菊野にファーガソンはダースチョーク。ここは菊野が耐え、ファーガソンが自ら技を解く。しかし、直後にファーガソンの右を思い切り打ち込まれた菊野は後方にまっすぐキャンバスに倒れ込む。ここでレフェリーは迷わず試合をストップ。顔を朱色に染めた菊野は、無念のKO負けとなった。